接客業に携わると、レジ対応が必要になることがあります。会計時の対応は、お客様に良く見られているもの。
店舗や施設の印象を変える場面にもなりますので、流れ作業にならない、質の高い対応が求められます。レジ対応の流れや、注意したい言葉遣い、レジ対応が必要な仕事について紹介します。
接客業におけるレジ対応の流れ
飲食店やホテル、販売店などの接客業において、レジ対応はお客様の店舗に対する最終的な印象を決める重要な業務です。
金銭を取り扱うためミスが許されないのはもちろん、ホスピタリティを感じさせる丁寧な振る舞いが求められます。
現場に出る前に必ずマスターしておきたい、基本となる5つの手順を確認しましょう。
お客様に安心感を与える伝票や商品の丁寧なお預かり
お客様がレジに持ち込まれた商品や伝票を受け取る際は、必ず「お預かりいたします」と丁寧に声をかけます。
無言で受け取ると冷たい印象を与え、お客様を不安にさせてしまうため、まずは心地よいコミュニケーションで接客のスタートを切ることが重要です。
打ち間違いやトラブルを防ぐための正確な金額の確認
レジに商品や伝票のデータを入力する際は、商品の数量や割引などが正しく反映されているか画面を見て入念にチェックします。
必要に応じて「〇〇が1点ですね」と声に出すことで、お客様と一緒に確認できるため、認識のズレによるクレームを未然に防げます。
電卓などを活用したお客様にわかりやすい請求金額の提示
合計金額が出たら、消費税や割引を含めた最終的なお支払い金額をはっきりと口頭でお伝えします。
お客様側からレジの画面が見えにくい造りの店舗も多いため、小さな電卓などに数字を打ち込んで視覚的にも提示すると、より親切でスムーズなやり取りが可能になります。
決済方法に応じたミスのないお支払い金額のお預かり
現金だけでなくクレジットカードやスマホ決済など多様な支払い方法があるため、それぞれの端末操作を落ち着いてミスのないように行います。
現金やカードを受け取る際は必ず両手を添えることで、お客様の金銭を大切に扱っているという誠実な姿勢がしっかりと伝わります。
感謝の気持ちを込めたお釣りとレシートの丁寧なお渡し
現金での差異トラブルを防ぐためにお釣りの紙幣や硬貨はお客様の目の前で数え、キャッシュトレイに美しく揃えてお返しします。
最後は「ありがとうございました」と目を見て感謝を伝えることで、お客様に「また来たい」と思ってもらえる気持ちの良いお見送りが完了します。

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お客様に違和感を与えないレジ対応で注意すべき言葉遣い

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レジ対応はお店の印象を決める大切な時間ですが、無意識のうちに間違った敬語(いわゆるバイト敬語)を使ってしまうスタッフは少なくありません。
お客様に「しっかり教育されたスタッフだな」と安心感を持っていただくため、特に間違いやすい3つの言葉遣いと正しい表現の理由を確認しておきましょう。
変化を表す言葉を避けた「〜円でございます」の正しい表現
「なる」という言葉は本来「AからBへ変化する」ことを意味するため、確定した合計金額に対して「〜円になります」と言うのは不自然な日本語です。
正しい敬語である「〜円でございます」とハッキリ言い換えることで、洗練されたプロのスタッフとしての印象を与えることができます。
過去形による違和感をなくす「〜でよろしいですか」の自然な確認
目の前にある商品や現在の状況を確認しているのに、過去形の「〜でよろしかったでしょうか」を使うと、多くのお客様に違和感や不信感を与えてしまいます。
シンプルに「〜でよろしいですか」と現在形で尋ねることで、もたつきのない丁寧で聞き取りやすいコミュニケーションが実現します。
場所の起点を意味する言葉を省いた「〜円お預かりします」の正確な受け取り
「〜から」は場所や時間の起点を表す言葉なので、お客様からお金を受け取る際に「1万円からお預かりします」と言うのは誤った表現です。
「1万円お預かりします」とストレートに伝えるのが正解であり、正しい日本語を使うことでクレームを防ぎ、接客の質が一段と高まります。
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お客様に安心感と好印象を与えるレジ対応の重要なポイント
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お会計はお客様が退店される直前のお店の印象を決める総仕上げの場面です。
正確に機械を操作するだけでなく、目の前にいるお客様に「良いお店だったな」と心から満足していただくために、現場のスタッフが常に意識しておくべき3つの接客ポイントを確認しておきましょう。
手元の作業に集中しすぎないお客様へのこまめな配慮
金銭を扱うレジ操作は緊張するため手元に集中しがちですが、無言の時間が続くとお客様を不安や退屈な気持ちにさせてしまいます。
操作に時間がかかるときは「少々お待ちください」と顔を上げて一言お声がけするだけで、大切に扱われているという安心感に繋がります。
お客様の所有物として扱う両手を添えた商品の丁寧な所作
レジ台に置かれた商品はすでにお客様の大切な持ち物であるため、雑に端へ寄せたり片手で扱ったりすると強い不快感を与えてしまいます。
お預かりからお渡しまで両手を添えて丁寧に扱うことで、誠実なスタッフとしての信頼をしっかりと勝ち取ることができます。
焦りによるミスを防ぐマニュアルに沿った正確な手順の徹底
複数の端末を使うなど複雑な操作を自己流で進めたり、混雑時に焦って手順を飛ばしたりすると、思わぬ打ち間違いや金銭トラブルを招く原因になります。
基本のマニュアル通りに正確な手順を守り抜くことが、結果的に一番スピーディーで美しいレジ対応を実現します。
レジ対応がある仕事は?
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レジ対応は接客業の基本ですが、働く業界によって求められるスピード感やコミュニケーションの質は大きく異なります。
就職や転職の際、自分の接客スタイルに合った職場を選ぶために、代表的な3つの職種とそれぞれの現場で重視されるポイントを確認しておきましょう。
コンビニやスーパーなどの小売店店員
テキパキとしたスピード感が求められ、お昼時や休日の混雑時でもお客様をお待たせしない正確でスムーズなレジ操作が最優先される職場です。
お客様との対話が続くアパレル販売員
接客からの自然な流れが重視され、商品を手渡す際に「買ってよかった」と思っていただけるような温かいコミュニケーションスキルが必要です。
ホテルや旅館のフロントスタッフ
宿泊費や館内施設の合算など複雑な会計が多く、金額の提示や金銭の受け渡しにおいてホテルスタッフらしい洗練された丁寧な所作が求められます。
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レジ対応はお客様がお帰りになる前の最後の接客であり、お店全体の印象を決定づける非常に重要な場面です。
ここで「このお店に来てよかった」と思っていただける丁寧な所作や言葉遣いのスキルは、ホテルや旅館などワンランク上のホスピタリティが求められる宿泊業界でも強力な武器になります。
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