プロフィール
まずは、ご経歴や転職理由について教えてください。
札幌市内の大手私鉄系ホテルグループが運営する宿泊施設にて、フロントスタッフとして約8年間勤務しました。
その後、ワーキングホリデー制度を活用し、ニュージーランドで約4カ月間滞在していました。
帰国後は、国内の大手グループ系企業が運営するホテルにて、再びフロントスタッフとして約8年間勤務しました。しかし、ホテルの運営会社が変更となったことをきっかけに、働き方や今後のキャリアを見直し、転職を決意しました。
その後おもてなしHRを活用し、鉄道系グループ企業が手がけるビジネスホテルに入社しました。現在はフロントのチーフとしてマネジメントにも関わりながら、現場での接客業務に従事しています。
フロント業務のどんなところにやりがいや魅力を感じてこられましたか?
接客をすることが、自分には自然に合っていると感じています。お客様に対して「こうしたら喜んでもらえるかな」と考えて行動し、実際に笑顔で返していただけたときはやりがいを感じます。
その気持ちがあったからこそ、これまでずっとフロントの仕事を続けてこられたのだと思います。
もちろん、接客をしていると大変なこともあります。たとえば「清掃が行き届いていない」「対応に不満がある」といったお声をいただく場面もありました。
そういったときは、その場でどうすればご満足いただけるかを考えながら対応してきました。大変ではありますが、お客様に少しでも安心していただけるようにすることも、自分にとってはやりがいのひとつだったと感じています。
運営会社の変更をきっかけに、どのような理由で転職を決意されたのですか?
以前は、大手飲料メーカーの関連会社が運営していたホテルで、フロントスタッフとして約8年間勤務していました。
ですが、そのホテルの運営が外資系企業に切り替わったタイミングで、職場の上層部も大きく変わり、雰囲気もそれまでとは一変しました。
それまではチームとして協力し合うような空気があったのですが、運営体制の変化とともにチームワークが感じにくくなり、個人で動く場面が増えた印象がありました。
私は「チームで連携しながら働くこと」にやりがいを感じるタイプなので、その環境の変化には正直戸惑いもありました。また、将来的にキャリアアップを目指していきたいという気持ちも強くなっていたため、このタイミングでの転職を決意しました。
実際に転職活動を始めてみて、特に難しかったことや不安だったことは何ですか?
転職活動を始めた当初は、やはり年齢を重ねてからの転職ということで、不安が大きかったです。
特に、自分にはこれまで役職経験がなかったこともあり、「管理職ポジションの候補としてどう見られるのか?」という点には不安を感じていました。
転職活動を行う際に、ご自身の仕事選びの基準はありましたか?
仕事選びでは、ホテルのフロント職に絞って探していました。その中でも特に意識していたのが、「チームワークを大切にして働ける環境かどうか」「自分がステップアップしていけるポジションがあるかどうか」の2つです。
前職では、運営会社の変更によって職場の方針や雰囲気が変わり、個人で動くことが多くなってしまったという実感がありました。その経験から改めて、自分は周囲と連携しながら働くスタイルにやりがいを感じるということに気づいたんです。
また、年齢的にもキャリアを一段上げていきたいという気持ちが強く、役職やマネジメントにも挑戦できるような環境を求めていました。
おもてなしHRを実際に利用した率直な感想を教えてください。
おもてなしHRを見つけたきっかけを教えてください。
転職活動を始めた当初は、自分で求人サイトを検索して応募するという形で動いていました。ただ、なかなか思うような結果につながらず、「もっとしっかりサポートしてもらえるサービスがあればいいな」と思うようになったんです。
そんなときにネット検索をしていて、おもてなしHRを見つけました。口コミを見てみると評価も高く、掲載求人数も多そうだったので、試しに登録してみました。
実際に使ってみると、特に使い勝手に問題はありませんでした。
エージェント(アドバイザー)とのやり取りをはじめてから転職までに至った流れについて教えてください。
エージェントとの印象的なエピソードや出来事はありましたか?
転職活動では、年齢や役職経験がないことに対する不安もありました。
しかし、担当エージェントの比嘉さんが過去の業務内容を丁寧に聞いてくださり、「後輩への指導や少人数チームでの調整役といった経験も、伝え方次第でアピールになる」というアドバイスをいただいたことで、視点が広がった気がしました。
また、比嘉さんとの面接対策で、自分の考えた回答をもとに、「この部分はもう少し短く」「こう言い換えた方が伝わりやすい」といった具体的なアドバイスをいただけたのがとても助かりました。
エージェントのスケジュール管理は、労力削減になりましたか?
かなり助かりました。働きながらの転職活動だったので、自分ひとりでスケジュールを管理しようとすると正直手が回らなかったと思います。
面接の日程調整や企業との連絡などをエージェントの方におまかせできたことで、仕事に支障を出さずに進められたのはありがたかったです。
現在の職場のどのような点が魅力で応募に至ったのでしょうか。
まず、キャリアプランがしっかり描かれていたことが大きな魅力でした。役職やポジションのステップが明確で、自分が今後どう成長していけるのかをイメージしやすかったんです。
また、職場全体としてのチームワークの良さや、スタッフ発信の企画にも積極的に取り組んでいると聞いて、「ここでなら前向きに働けそうだな」と思えたのも応募の決め手でした。
転職先で希望されていた条件は、ご入社後に実現していますか?
フロントのチーフとして入社し、現在はマネジメント業務についても少しずつ経験させてもらっています。
役職に就けたことはもちろん、マネジメントスキルを学ぶ機会にも恵まれていて、「キャリアアップしたい」という転職時の目的はしっかり叶っていると感じています。実際に働いてみると、想像していたよりもよかったです。
現職を通じて、どのような経験を積んでいきたいと考えていますか?
現在は、フロントのチーフとして夜間帯の責任者を任されています。次のステップとしては、アシスタントマネージャーの役職を目指していて、いずれはより大きなチームをまとめられるようなポジションに進んでいきたいと考えています。
将来的には、マネージャー、そして支配人といった上位職も視野に入れています。そのためにも、今はチームをリードする力や、後輩を育てる力を身につけていきたいと思っています。
たとえば、新人や後輩スタッフが入ってきたときには、まずは業務の基本から丁寧に教えて、慣れてきたら徐々に応用的な対応にもチャレンジできるような育成を意識しています。
自分ひとりが成長するだけでなく、新しく入ってくるスタッフたちも一緒にステップアップできるような土台づくりができる存在になりたい。そういった経験を積んでいくことが、これからの目標です。
最後に転職を悩んでいる求職者に向けて、一言メッセージをお願いいたします。
転職を考えるときは、「自分はなぜ転職したいのか」「何を大切にしたいのか」という目的を、まずは自分の中で明確にしておくことが大事だと思います。
自分の場合は、キャリアアップとチームワークを大事にできる職場に行きたいという想いがはっきりしていたことで、迷わず選択ができましたし、結果的に納得のいく転職につながりました。