宿泊業に転職したい!
旅行が好きだったり、思い出の宿泊施設があったりして、宿泊業で働きたいという思いを持っている方もいるのではないでしょうか。
一度は他の業界で働いてみたものの、やっぱり宿泊業に転職したいと考えることもあるかもしれませんね。
ホテルや旅館のスタッフによるおもてなしは、非日常を味わわせてくれるものです。
細やかな心配りや、丁寧な所作を見て、かっこいいと感じたこともあるでしょう。
人が喜ぶ姿を見るのが好きだったり、人とかかわるのが好きだったりする人は、その姿に憧れの気持ちを抱くこともありそうです。
また、華やかなホテルや歴史と趣のある旅館を見て、宿泊業界に興味を持ったということもあるかもしれません。
宿泊業界の動向や仕事内容について紹介しますので、宿泊業への転職を検討している方は参考にしてくださいね。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
転職前に知っておきたい宿泊業の動向
宿泊業は利用者に対して宿泊用の客室を提供する業界のことを言います。
ホテル業や旅館業と言われることも多いです。
民宿や下宿業なども宿泊業に含まれますが、転職を考えている方の多くが、ホテルか旅館のいずれかへの就業を目指しているのではないでしょうか。
転職を考えるうえでは、宿泊業界の動向が気になるところですよね。
新型コロナウィルスの影響によって旅行需要が激減し、宿泊業の不調が話題になったのは記憶に新しいはずです。
だからこそ、安定して働くことができるのか、気にしている方も多いのではないでしょうか。
確かに、コロナ禍では不要不急の外出自粛が推奨されたことで、旅行客数が大幅に減少し、経営難に苦しむホテル・旅館は少なくありませんでした。
しかし、2022年10月以降の外出制限の緩和や、「全国旅行支援」の導入などで宿泊客は大幅に増加しており、業績が回復しているホテル・旅館は増えています。
インバウンド誘致も積極的に行われ、新規開業予定のホテル・旅館も少なくありません。
一時は不安視された宿泊業ですが、求人数の増加もありますので、転職を目指している人にとってはチャンスが多い状態であると言えるでしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
宿泊業にはどんな仕事がある?
宿泊業の仕事は多岐に渡ります。規模が大きくなるほどに幅広い仕事に携わる機会が多くなります。ここでは、宿泊業界の主な4つの部門と職種について紹介します。
宿泊部門
ホテルのフロントや、旅館の仲居といった、宿泊客への接客を行う仕事が中心で、ホテルの顔と言われることもあります。
お客様の荷物を運んだり、客室案内をしたり、お客様への対応をマルチに行うため、臨機応変に対応できる人材が求められる部門です。
表に立つ業務の他、宿泊予約の受付や、客室の清掃を行うハウスキーパーといった職種も含まれます。
宴会部門
大きな宴会場を持つ宿泊施設は、会議やセミナーの会場として利用されることも多くあります。
会場のセッティングや配膳などを行うのも宴会部門の仕事です。
結婚式場として利用される場合には、ウェディングプランナーなどブライダル関係の職種も宴会部門に含まれることがあります。
料飲部門
施設内のレストランやバーでサービスを提供するのが料飲部門(サービス部門)です。
ウェイトレスやお客さまを出迎えるグリートレス、バーテンダー、ソムリエなどの職種があり、接客を担当することが中心です。
調理を担当するシェフなどは、料飲部門の中の調理部門に所属することが一般的なようです。
管理部門
ホテルの運営を裏で支えるのが管理部門です。お客様の前に出ることはほとんどありません。
総支配人・営業、総務、広報などの総合職、施設管理といった職種があり、人材や設備、資金など、施設全体を管理する役割を持っています。
他部門との関わりも大きいため、複数の部門を経験したのちに、管理部門に配属されることもあります。
ホテルの職種については、以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってくださいね。
宿泊業への転職で必要なスキルや資格は?
宿泊業に転職するために必要なスキル、資格について紹介します。
経験・スキル
宿泊業界の求人を見ると、未経験でも応募可能と記載されているものも少なくありません。
経験やスキルよりも、人柄が重視されることも多いようです。
宿泊部門を希望する場合は、下記のような経験・スキルがもとめられることが多くあります。
- ・何かしらの接客経験
- ・日本語ネイティブまたは日本語能力検定(N2以上)
- ・基本的なPC操作
また、外資系ホテルや老舗旅館などの場合は、さらに高度なスキルが求められることもあります。
- ・日常会話レベルの語学スキル
- ・ホテルフロントの勤務経験が3年以上
客層やコンセプトなどによっても、必要な経験やスキルにも違いがあるため、経験・スキルにあった宿泊施設を選ぶことも大切でしょう。
資格
宿泊業の仕事で資格が必要かどうかは、職種によって異なります。
宿泊部門の場合は資格が不要なことも多くありますが、語学や接客に関する資格があると優遇されることもあります。
- ・TOEIC®
- ・ホテルビジネス実務検定
- ・サービス接遇検定
必須資格とされることは稀ですが、保有していればアピール材料になることは間違いありません。
調理部門の場合は、調理師免許が必要であったり、営業担当者の場合は普通自動車免許が必要だったりします。
ホテルの仕事内容や必要なスキル、選考のポイントについては以下の記事で紹介していますので、ホテルへの転職を検討している方は参考になさってくださいね。
宿泊業は未経験でも挑戦しやすい!
宿泊業には多くの部門や職種があり、経験や資格がなくても応募可能な求人が多い傾向にあります。
選択肢も多く、未経験でも挑戦しやすいと言えるでしょう。
さまざまな職種を経験できる機会もあるため、働きながら自分に合った仕事が見つけられるかもしれません。
宿泊業界への転職に興味がある方は、おもてなしHRにご相談くださいね。