接客業の代表的な仕事を紹介
ひとくちに接客業といっても、さまざまな仕事があります。まずは一般的に、接客業としてどんな仕事が挙げられるのかを確認しておきましょう。
・ホテルなどのフロントスタッフ
・スーパーやコンビニなどの店員
・小売店や専門店の販売員
・美容師やエステティシャン
これらはあくまで一例であり、接客業は他にもさまざまな職種に分類されます。いずれもお客様と接する仕事であるため、コミュニケーションやトークなどのスキルが求められる仕事です。
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接客業に向いている人の特徴
接客業に向いている人とは、一体どんな人なのでしょうか。向いている人の特徴に、自分が当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。
人と話すことが好きな人
接客業は人を相手にする仕事です。そのため、お客様との会話が欠かせません。このことから、人と話すことが好きと思えるかが向き不向きで非常に重要なポイントとなります。
初対面の人であっても気軽に話ができたり、あらゆる年齢や性別のお客様と接することに喜びを感じられたりするような人は接客業に向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
接客業において、コミュニケーション能力は大事な要素です。普段から友人や家族とコミュニケーションを取ったり、周りの状況をくみ取って発言したりできるような、コミュニケーション能力が高い人は接客業に向いています。
コミュニケーションとは、言葉を通じて気持ちや意見を伝え合うことです。実際にお客様を相手にするときも、お客様の状況をうまく聞き出すことができ、要望をきちんと把握できるかが重要となります。
柔軟な対応ができる人
お客様は、毎日同じ人が訪れるというわけではありません。日々入れ替わりで、さまざまな人がやってきます。
お客様によって要望や質問が違ったりするため、その時々にあわせた対応力も求められるでしょう。
そんなときに、マニュアル通りの対応だけでなく、その場に適した柔軟な行動ができる人は接客業に向いているといえます。
気配りができる人
ただ上司や先輩から言われたことをやるだけでなく、周囲の人に対して気配りができる人も接客業に向いているでしょう。
たとえば、飲食店のホールスタッフの場合、各席に座っているお客様に目を配る必要があります。
お客様のコップの水が無くなりそうだったら注ぎに行くなど、お客様が何をしてほしいのかを察することが大事です。
体力がある人
接客業は立ち仕事が多いです。そのため、休憩時間以外は基本的にずっと立ちっぱなしだというケースがほとんど。
また、お客様への接客以外にも、商品の品出しや運搬などの力仕事をする場合も少なくありません。
このことから、接客業は体力にまったく自信がないという人よりも、体力のある人のほうが向いているでしょう。
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接客業に向いていない人の特徴
他の仕事と比べ、未経験でも比較的チャレンジしやすい接客業ですが、不向きな人にとっては働きにくい仕事でもあります。続いては、接客業に向いていない人の特徴をご紹介します。
人と話すのが苦手な人
接客業は人と関わるのが仕事ですが、なかには初対面の人と話したり、関わったりするのが苦手だという人もいるでしょう。
このような場合、苦手意識から会話を続けられなくなってしまう可能性が高いため、接客業には向いていないといえるかもしれません。
感情が顔に出やすい人
接客業では、常に笑顔でいる必要があります。しかし、ときにはお客様を接客している最中に嫌な思いをすることもあるでしょう。このようなときに、すぐ感情が顔に出てしまうような人は接客業に向いていません。
接客中に自分の感情が顔に出てしまったり、苛立った口調で対応したりしてしまうと、クレームに発展する可能性もあるので注意が必要です。
気配りができない人
お客様とコミュニケーションを取るためには、その場の空気を読み取りながら、お客様に気配りをすることがとても大切です。
接客中にお客様の表情や仕草を読み取ることができず、気配りができないような人は向いていないでしょう。
ストレスを溜めやすい人
接客業では、たくさんのお客様と関わることになります。そんなときに、自分が苦手としているタイプのお客様と接したりする機会もあるはずです。
そのようなお客様の対応をしているときに、うまく受け流すことができず、ストレスを溜めてしまう人もいるかもしれません。
このようなときに気持ちの切り替えがうまくできず、ストレスを溜めてしまう人は接客業に向いていないといえます。
体力がない人
立ち仕事や力仕事をすることの多い接客業は、意外と体力を使う仕事なので、体力がない人には向いていないでしょう。
基本的に体力がない人は、体調を崩しにくかったり体力に自信があったりするような人たちと比べると、疲れやすいという特徴があるからです。
体力がない人が無理して接客をすると、接客のクオリティーも下がってしまいかねません。疲れている様子をお客様が見てしまうことで、お店自体の印象が悪くなる恐れもあるので注意しなければなりません。
臨機応変な対応ができない人
接客業では、あらゆるタイプのお客様に対応する必要があるため、そのお客様によって求められる内容は異なります。
お客様それぞれに合った臨機応変な対応が求められるため、会社やお店の接客マニュアルに書いていない対応を苦手とする人にとって接客業は向いていないでしょう。
接客業を経験することでたくさんのスキルが得られる!
接客業に向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれご紹介しましたが、実は接客業に従事することで得られるスキルがあります。ここでは、接客業を経験することで身につく主なスキルをご紹介します。
コミュニケーション能力
接客業を経験することで、コミュニケーション能力が身につきます。さまざまなタイプのお客様とコミュニケーションを取ることで、会話を繰り広げるために必要なトークスキルもどんどんと上がっていくことを期待できるでしょう。
課題発見力・解決能力
接客業では、会社やお店に訪れたお客様が何を必要としているのかなどの課題を発見する力が必要です。さらに、そこから生まれた問題や不満を取り除くなどして、その課題を解決する力が身につきます。
営業力
接客業では、お客様に自社の商品やサービスを提案することになります。そのため、接客業で働くことで、お客様の要望をヒアリングし、自分の持っている知識や情報をもとに商品の提案などを行う力が身についていくでしょう。
自分に向いている接客業が何かをしっかりと見極めてから仕事を探そう
接客業に向いている人・向いていない人の特徴をご紹介しましたが、接客業にもさまざまあるため、すべての職種が当てはまるというわけではありません。
そのため、まずは自分に向いているのはどんな仕事かをしっかりと見極めるところから始めてみることが大切です。
前述したとおり、接客業にはたくさんの仕事があります。向き不向きについても検討しながら、仕事を探してみるとよいでしょう。
ホテルや旅館のスタッフとして働ける仕事をお探しの場合には、ぜひおもてなしHRにご相談ください。