マナー・プロトコール検定とは?
日本人として、社会人として必要なマナー、プロトコール(国際儀礼)について知識と技能を認定する「マナー・プロトコール検定」
- ・マナーの意味や解釈、歴史的な成り立ちや変遷などについて
- ・冠婚葬祭のしきたり
- ・テーブルマナー
- ・ビジネスマナー
- ・暮らしのマナー
- ・服装のマナー
- ・国際人として必要な主なプロトコール
- ・その他のマナー&プロトコールに関するもの
検定は3級・2級・準1級・1級までの4段階に分かれ、上記のような内容が出題されます。3級では基本の確認、2級では社会人として必須のマナー、準1級ではより深い知識と伝える能力、1級では人材育成のための知識が問われます。
参考:マナー・プロトコール検定/日本マナー・プロトコール検定
マナー・プロトコール検定については以下の記事で詳しく紹介しています。併せてご参照ください。
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宿泊業界での職務経験はありますか?
マナー・プロトコール検定は接客業への就職に有利?
そもそも検定や資格が必要とされないことが多い接客業の仕事。検定を受けなければ就職できないということはあまりありません。
しかし、接客にいかせる検定や資格を積極的に取得しているという点でみれば、好印象であることは間違いありません。接客業に対する熱意と評価されることもあるでしょう。
マナー・プロトコール検定は、社会人としてのマナーのほかに、国際人として必要なプロトコールが身についている証にもなるもの。グローバル化が進む中では、持っていることで就職に有利になることは十分考えられます。
応募するポジションによっては、指導者としてのスキルを持っている証明にもなりますので、キャリアアップを目指している場合には、間違いなく有利な資格です。
また、マナー・プロトコール検定は社会人として必須とされるマナーが問われる検定です。正しいマナーを理解した品位のある振る舞いは、面接の場でもいかされるでしょう。マナーに対する正しい知識ある人と認識されれば、採用担当者は安心感を覚えるものです。
社会人としての立場を考えると、就職にいかすためには2級以上を取得するのが良さそうです。
3級、2級については指定の通信教育を受講後に、在宅認定試験でも取得できます。受験のハードルが比較的低いため、在職中に取得を目指すのも良いかもしれません。
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マナー・プロトコール検定がいかせる就職先は?
マナー・プロトコール検定を受験することが多い業界は、やはり接客業。マナー・プロトコール検定がいかせる就職先についてご紹介します。
宿泊業界
宿泊業界で働くうえで、マナーを身に付けていることは必須です。どの業界と比較しても、マナーに対する重要度は別格でしょう。
特に、ビジネスマナーやプロトコールは業務の中でいかされるものばかり。
ホテルスタッフのマナーへの意識の高さは、ホテルのレベルの高さに直結することもあります。マナー・プロトコール検定をいかして、ハイクラスのホテルへの就職を狙うこともできるでしょう。
また、海外からのお客様が多いホテルでは、異文化への理解や知識は重要です。あいさつ1つをとっても、国や文化が違えば正解はさまざま。日本の常識が海外では非常識になることもあります。
日本に滞在中の生活空間になる宿泊施設。文化への正しい理解があることで、外国人のお客様は心地よく滞在することができるでしょう。
航空業界
国内大手航空会社では、客室乗務員に浸透しているマナー・プロトコール検定。内定者には、入社前教育として検定2級レベルの通信教育の受講が推奨されているほどです。
客室乗務員の丁寧な言葉遣いや所作はお客様に安心感を与えるもの。飛行機という限られた空間の中では、特に際立ちます。
また、ハイクラスな座席を利用するお客様の中には、マナーに厳しい方も。ひととおり身についていることで、自信を持ってコミュニケーションを取ることもできるでしょう。
外国人のお客様が多い国際線では、プロトコールが必要になる場面も多くあります。
時には、宗教上の配慮が必要になることも。「知らない」「分からない」では通用しないこともあるものです。デリケートな面もあるからこそ、正しい理解と知識が必要です。
マナー・プロトコール検定を就職にいかそう!
あらゆる分野のマナー、国際儀礼についての知識や技能が問われるマナー・プロトコール検定。2級以上の取得ができれば、就職にいかせることは間違いありません。
宿泊業界をめざしている方は、取得を検討してみてはいかがでしょうか。マナー・プロトコール検定がいかせる就職先をお探し場合は、おもてなしHRにご相談ください!