接客のアルバイトで学んだことを就職・転職でアピールしよう!
接客業はアルバイトの定番です。就職を控えている学生・フリーターのみなさんの中にも、経験者は多いでしょう。
「誰にでもできる簡単なアルバイト」と思われがちな接客業での経験は、就職・転職のアピールポイントとして弱いイメージがあるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。
接客のアルバイトで学んだことをしっかりと伝えれば、面接官の心に響くはず。アピールのポイントや例文を把握して、仕事探しを有利に進めましょう。
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接客のアルバイトで学んだことをいかせる仕事
接客のアルバイトで学んだことをいかせる仕事では、面接時のアピールが特に有効です。以下のような業界で面接を受ける人は、接客のアルバイトで経験したことや、得られたスキルをしっかりとアピールしてくださいね。
接客・サービス業
当然のことながら、接客・サービス業への就職・転職では、接客のアルバイトで学んだことを大いにいかせます。
基本的なマナーや言葉遣いは身についているはずなので、より高度なホスピタリティを求められる業種にチャレンジするのもおすすめです。
マーケティング・広報
アルバイトとはいえ接客を経験した人であれば、お客様のニーズを探ったり商品をアピールしたりしたことがあるでしょう。
その経験で学んだことは、マーケティングや広報の分野でいかせます。
営業職
ファストフード店でおなじみの「ご一緒にサイドメニューはいかがですか」といった声掛けや、イチオシ商品を目立たせる売り場づくりなどは、立派な営業活動と言えるでしょう。
どうすればより売れるのか考え、行動した経験は営業職の採用試験で高く評価されるはずです。
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接客業のアルバイトで学んだことをアピールする際のポイント3選
接客業のアルバイトで学んだことは、さまざまな業界の就職・転職で評価されます。さらに内定に近づくためには、伝え方も重要。
アルバイトで学んだことを効果的にアピールするためのポイントを把握しましょう。
応募先にマッチした内容にする
アルバイトで学びを得ていても、応募先が求める人物像に合っていなければアピールとしての効果は期待できません。
たとえば、デパートのアルバイトで素早く美しいラッピングの技術を身につけたとします。立派なスキルには違いありませんが、ホテルのフロントの面接を受ける際に話しても、面接官の心にはあまり響かないでしょう。
それならば視点を変えて、ラッピングの出来栄えによってお客様に喜ばれ、人の役に立つ喜びを学んだというエピソードにした方が好印象です。
自己満足にならないよう、応募先にマッチした内容を心がけてくださいね。
具体的なエピソードを交える
ただ「アルバイトを通して○○を学びました。」というだけではアピールとして不十分です。
企業が採用試験で知りたがっているのは、仕事に対する姿勢や人となり。自分で考えて工夫できるタイプか、簡単に諦めない性格か、素直に仲間と助け合える人物かといったことを探るために、さまざまな質問を投げかけてくるのです。
それが分かるように、具体的なエピソードを語りましょう。売上や顧客満足度など、数字で表せるものは数字で表すと説得力が増します。
言わないほうが良いことに注意
アルバイトで学んだことでも、言わない方が良いこともあります。
たとえば、アルバイト先の機密情報です。具体的なエピソードや数字を伝えようとするあまり、言ってはいけないことを言うと、面接官から「入社後にうちの情報も漏らされるのでは?」と思われてしまいます。
情報漏えいは大問題に発展するリスクもあるので、面接の前に言えること・言えないことをしっかり整理しましょう。
また、正しいマナーや言葉遣いといった、社会人としてできて当たり前のことを学んだこととしてアピールするのもおすすめできません。言葉遣いやマナーが身についているかどうかは、面接という実践で評価してもらうものではないでしょうか。
これらを理解し、採用試験でのアピールに臨んでくださいね。
【例文】接客業のアルバイトで学んだことの伝え方
ここまでの解説をふまえ、接客業のアルバイトで学んだことの例文を見てみましょう。いずれもホテルの採用試験を受けることを想定しています。
家電量販店でのアルバイトで学んだこと
「私は大学1年生から2年生の間、家電量販店で販売スタッフのアルバイトをしていました。そこで学んだのは、お客様ひとりひとりに合わせた接客をすることの大切さです。
アルバイトを始めたばかりのころは、商品についてお客様から聞かれても、ただ性能や価格を説明するだけの対応をしており、自分の接客で高額商品が売れたことはほとんどありませんでした。
これではいけないと考え、アルバイトスタッフで売上ナンバーワンの先輩の接客を観察したところ、聞かれた商品について答えるだけでなくお客様にさまざまな質問を投げかけて共感を示し、ニーズに合った商品を提案していることが分かりました。
このスタイルを自分の接客にも取り入れてみたところ売り上げが伸び、1日に3台以上の高額家電を販売できた日もありました。貴館の営業担当として就業できましたら、この経験をいかし、まずお客様とのコミュニケーションを取ることを大切にしようと考えております。」
コールセンターでのアルバイトで学んだこと
「私は1年半ほどの期間、通信販売のコールセンターで電話注文を受けるアルバイトをし、接客に重要な傾聴姿勢を身につけました。
ある日、ちょっとした勘違いをされていたお客様からのお怒りの電話を受けたのですが、こちらの正当性を説明し、納得していただこうと思うあまり、お客様のお話をさえぎって話す対応をしてしまいました。
それによって対応の至らなさに対するお叱りも発生し、最後は責任者に対応を交代して謝罪するという事態に発展したのです。
この経験から『お客様対応で大切なのは、話すことよりもまず聞くこと』だということを学びました。その後はどのお客様に対しても、話をさえぎらずに最後まで聞くことを心がけて対応し、顧客満足度アンケートで高い評価をいただけました。
貴館のフロントスタッフとして採用されましたら、このことを忘れずに業務に励みたいと考えております。」
アパレルショップでのアルバイトで学んだこと
「私は現在、アルバイトでアパレルショップの販売をしています。アルバイトでの経験を通し、お客様のニーズを探る面白さを学びました。
アルバイトを始めたばかりの頃は、店長から指示された商品を多く売ることや、流行の服を売ることに注力していましたが、手応えがなく、個人の売上目標は未達の月がほとんどだったのです。
そこで『買ってもらうためにはまずお客様が欲しがっているものを知ろう!』と考え、来店されるお客様の服装や持ち物をしっかり観察し、イメージに合った商品をすすめるようにしました。
その結果、売上が伸びて目標未達で終わる月はなくなりました。お店の売上に貢献できたことも嬉しいのですが、それよりもお客様が欲しがっているものを提案し、喜んでもらうことに手応えを感じています。
貴館の企画・広報の業務においても、この経験をいかし、客層のニーズをとらえることに尽力いたします。」
接客業のアルバイト経験をいかせる仕事を見つけよう!
接客業のアルバイトで学んだことは、社会に出てからも役に立つことばかりです。ぜひ、学んだことを存分にいかせる就職先・転職先を見つけてくださいね。宿泊業への就職・転職はおもてなしHRにご相談ください。