内定先への質問は働くイメージを持つために重要!
内定先への質問は、入社したときのギャップを埋めるために必要です。
志望していた企業から内定をもらい安心したのもつかの間、いくつか気になる点が出てくるでしょう。
気になることを内定先へ質問することで、入社前から働くイメージを持ちやすくなります。働くイメージを持つことは、入社前後の理想と現実のギャップを軽減し、ライフワークバランスを整える効果があるでしょう。
もし、気になることをそのままにしておくと、早期退職や苦痛を感じながら働くことになるかもしれません。
入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、入社前に内定先へ質問することが重要ですよ。
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内定先へ質問するときの内容
内定先へ質問するときは、クッション言葉を添えるなど聞き方に気をつけることが大切です。
聞き方を誤ると印象が悪くなり、ビジネスマナーがなっていないと思われることも。
ここでは、質問内容に合わせた聞き方のポイントをご紹介します。
入社前の準備について
入社前の準備物やスケジュールなどを確認しておくと、働くときの心構えができます。
就職・転職活動で内定をもらっても、会社に行くまでは不安でいっぱいですよね。
気持ちに余裕を持たせるためにも、入社前に準備しておくことや研修を含めたスケジュール内容などを確認しておきましょう。
ただ、内定時に渡される書類などをチェックするなどできる限り自分で調べて、それでも分からないときは内定先へ確認してくださいね。
残業などの労働条件について
新たな場所で働くということは、これまでの生活スタイルも変わるため労働条件はしっかり確認したいもの。残業や休日について確認しておくと、生活リズムを意識して行動できます。
ただ、「残業はありますか?」や「休日出勤はないですよね?」など、あまりにもストレートな聞き方だと労働条件のみを重視していると相手に思われてしまい、不快感を与えかねません。
そのため、「週の平均残業時間はどのくらいですか?」や「前職では月〇回休日出勤でしたが、御社はいかがでしょうか?」など聞き方を工夫してみてください。
さらに、「体調管理を万全にしたいため」など労働条件について質問した理由も付け加えると好印象ですよ。
給料などのお金関係について
給料や評価制度などは、今後の人生設計に大きく関わります。
もし、実際に受け取れるお給料が予想よりも少なかったら、欲しいものが買えず、生活が苦しくなるでしょう。
お金関係の質問は、「お金で会社を選んでいるのでは」と考える方がいるため、聞きづらい方も多いのではないでしょうか。
給料関係は失礼のないように、言葉の表現をやわらかくして質問してみましょう。
労働条件について質問するときと同様、知りたい理由を述べると好印象に。
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内定先へ質問する例文
メールと電話で、内定先へ質問する方がほとんどですがいずれも、マナーをわきまえて丁寧に聞くことが大切です。
例文と質問するときのポイントをご紹介するので、参考にしてください。
メールで送るとき
件名:【ご質問】内定者研修について(HR大学 おもてなし 花子)
〇〇株式会社
〇〇部
(フルネーム)様
お世話になっております。
先日内定をいただきました、HR大学おもてなし花子です。
〇月△日の内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日△時から始まる内定者研修についてお尋ねしたく、ご連絡差し上げました。
主に、〇〇や△△に取り組むと伺いましたが、それまでに学んでおくべきことはございますか。
お忙しいところお手数をおかけして恐縮ですが、ご返信をいただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
HR大学
おもてなし 花子
[電話番号]
[メールアドレス]
[住所]
まず、件名に要点・大学名・名前を入れましょう。
企業は、毎日数多くのメールをチェックしながら仕事をしています。
件名に質問内容などを入れておくことで、すぐに内容を把握してもらえますよ。
基本的な文章構成を以下に挙げているので、チェックしてみてください。
- 導入のあいさつ
- 自分の身分を明かす
- 事前にまとめた質問内容を簡潔に伝える
- 対応していただく方をねぎらう言葉で締める
電話で聞くとき
「HR大学のおもてなし花子です。〇月〇日△時から始まる内定者研修についてお尋ねしたく、ご連絡差し上げました。ただいまお時間よろしいでしょうか?」
(内定先から大丈夫と言われたら)
<あなた>
「ありがとうございます。主に、〇〇や△△に取り組むと伺いましたが、それまでに学んでおくべきことはございますか。」
(内定先から回答があったら)
<あなた>
「かしこまりました。お忙しいところ、誠にありがとうございます。では、失礼いたします。」
電話で質問するときは、要件を伝えてから相手に時間があるか確認します。
すぐに対応できないときは、都合のいい日程や時間を聞いて再度かけなおしましょう。
企業から回答をいただいたらお礼を述べて、一呼吸おいてから電話を切ります。
一般的なビジネスマナーは、電話をかけた側が先に電話を切るようです。
しかし、会話が終わってすぐ切るのは相手に失礼なので、一呼吸おくことがポイント。
内定先へ質問するときの注意点
内定先へ質問するときの注意点があります。
それは、メールなら読みやすい文面と早めの返信、電話なら時間帯の配慮です。
ご紹介する注意点を意識して、相手に良い印象を残しましょう。
メールは要点をまとめて読みやすい文面にする
内定先へ質問する前に、聞きたいことをまとめておきましょう。
メールで質問するときは、箇条書きにするなど見やすくすることも大切。
また、誤字脱字を防ぐために下記の流れを徹底しましょう。
- 送信する前の読み返し
- 改行や段落をつけて読みやすく
- 変換予測で出ない漢字は、手書きツールを利用
返信がきたら迅速にお礼メールを送る
内定先への返信は、24時間以内に送るのがベストです。
内定先は、仕事の合間を縫って質問に答えています。メールに「返信不要」と書かれていなければ、なるべく早くお礼のメールを送りましょう。
また、返信時は内容を把握するために「Re:」を1つ残すなど、返信マナーがあるので覚えておきたいですね。
一方、一部の企業は内定者をサポートするためにフォローメールを送っています。
フォローメールとはどんなメールなのか、以下の記事でご紹介しています。
電話で質問するときは時間帯などに注意
内定先への電話は、14時から17時にしましょう。
午前中は朝礼や外出、17時以降は打合せをすることがあります。
忙しい時間帯に連絡をすると、適切な回答をもらえないことも。
電話をかける時間帯に配慮することも大切ですね。
内定先へ質問して良いスタートダッシュを切ろう
内定先へ質問することの大切さ、質問するときの内容、そして例文と注意点をご紹介しました。
内定先へ質問することは、今後の人生プランを有意義にするために必要です。
質問する内容によっては、内定に影響するのでは?と心配になるかもしれません。
しかし、適切なビジネスマナーと知りたい理由を伝えれば大丈夫でしょう。
質問する方法は、内容を十分に確認したいならメール、急いで確認したいなら電話がおすすめです。
例文を参考にして、企業に「ビジネスマナーが分かる人」と覚えてもらい、良いスタートダッシュを切りましょう。