採用試験で性格診断テストを行うメリット・デメリットを把握しよう

多くの企業が、採用試験で性格診断テストを実施しています。性格診断テストは、採用可否の判定基準のひとつになりますがデメリットもあり、行う際には注意が必要です。具体的なメリット・デメリットと、注意したいポイントについてまとめました。

目次

    採用試験で性格診断テストを上手に使おう

    マークシート

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    採用試験において、採用可否の判断の一部に性格診断テストを取り入れている企業は少なくありません。

     

    ポピュラーな性格診断テストは、応募者に普段の行動や考え方について「はい・いいえ・どちらとも言えない」で答えてもらうタイプや、一桁の足し算を繰り返すタイプのものです。

     

    一見すると、業務内容とは無関係のように思える性格診断テストですが、どのような目的があって行われているのでしょうか。性格診断テストを採用試験で実施するメリット・デメリットや注意点について解説します。

    採用試験で性格診断テストを行うメリット

    合格ライン

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    日本において、採用試験の一環として性格診断テストが広く行われるようになったのは、1960年代のことだと言われています。以来、四半世紀以上にも渡って多くの企業が実施しているのはやはり、それだけ得られるメリットが大きいためです。

     

    性格診断テストを採用試験で行うメリットを見て行きましょう。

    求職者を集めるのに役立つ

    自分の性格はどのような仕事に適しているのか。これは求職者にとって関心の高いテーマです。

     

    きちんとした根拠に基づいて判断が下される性格診断テストを無料で実施・結果をフィードバックするといった手法は、求職者を集める効果が期待できます。

     

    性格診断テストはファーストコンタクトのきっかけを作り、エントリーを促進することに役立つのです。

    選考のボーダーラインになる

    新卒採用など応募者が多い場合は、面接に進んでもらう求職者をある程度選別する必要性がありますよね。企業説明会やプレエントリーの段階で性格診断テストを実施すれば、効率的に残す人・落とす人を選り分けることができます。

     

    ボーダーラインの決め方は企業によってさまざまですが、優秀な既存社員にテストを受けて貰い、その結果を参考にすると良いでしょう。

    仕事への適性があるか・社風にマッチするかの判断に役立つ

    仕事への適性や社風に合うかどうかは、面接でのジャッジが中心です。しかし、求職者は面接の場面では「自分を良く見せよう」という心理が働いています。そのため、本質までは分からないことが多いのです。

     

    面接では探り切れなかった性格・適性を判断することにも、性格診断テストは活用されているのです。

    採用試験で性格診断テストを行うデメリット

    コスト

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    採用試験での性格診断テストの実施には、多くのメリットがある一方でデメリットもあります。適切に活用するためには、デメリットを正しく理解することも必要でしょう。

     

    性格診断テストの実施でおける、具体的なデメリットを解説します。

    コストがかさむ

    一般的に、採用試験の性格診断テストは専門業者から仕入れて使用します。応募者一名あたりに数千円掛かることはザラにあり、一度の採用活動でかなりのコストになるのです。

     

    ただし必要な科目だけをチョイスできる・年間定額制度があるなど、お得に利用できる業者もあります。自社の採用活動の頻度や募集人数などを踏まえ、無駄なコストが発生しないように工夫しましょう。

    能力の高い人材を見逃すリスク

    性格診断テストの結果をボーダーラインにすることで、能力の高い人材を見逃してしまうリスクが考えられます。

     

    特に専門職の募集では要注意。才能のある人ほど、偏りのある結果が出ることがあるのです。

    正しい結果が得られるとは限らない

    採用試験における性格診断テストは、広く世間に認知されています。性格診断テストを突破するコツをまとめた書籍なども販売されていますよね。

     

    多くの求職者は、性格診断テストの攻略方法を知っています。良い結果を出すための回答を行い、実際の適性や能力とはかけ離れた結果が出ることがあるのです。

     

    また、最近では性格診断テストをオンラインで行う企業が増えました。オンラインの場合は足し算を用いた性格診断テストで電卓を使う・別人に受けさせるなどの不正が行われることが考えられます。

    宿泊業の採用試験では性格診断テストを実施するべき?

    ホテルフロント

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    宿泊業は、特別なスキルや資格が無くても従事できる代わりに向き・不向きがはっきりと分かれる職業です。業界への適性を見極めるにあたって、性格診断テストの実施は有効と言えるでしょう。

     

    デメリットの項目でも解説した通り、性格診断テストにはコストが掛かります。極力少ないコストで宿泊業への適性を判断するために「協調性」や「自主性」「ストレス耐性」といった、業務に直結する項目を選び抜いて導入しても良いですね。

     

    しかし、宿泊業の採用基準で大切にするべきことは「お客様に与える印象」です。性格診断テストの結果よりも面接で顔を合わせた時に受けた印象の方が重要でなのではないでしょうか。

    採用試験で性格診断テストを行う際の注意事項

    注意

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    決して安くはないコストを掛けて性格診断テストを実施するのであれば、最大限に有効活用したいものですよね。そのためにはどのような部分に注意が必要なのか見ていきましょう。

    正直な回答を促す

    性格診断テストで精度の高い結果を得るためには、応募者に正直な回答をして貰うことです。開始時に「適性を見るためなので正直にご回答願います」といった声掛けを行いましょう。

     

    雇用のミスマッチを避けることは企業の重要な課題ですが、それは求職者にとっても同じことです。ありのままの適性を判断することで、求職者のためにもなるのです。

    オンラインで実施する際はウェブカメラをオンにしてもらう

    求職活動の効率化や、感染症対策としてオンラインで性格診断テストを行う際に注意したいのは不正行為です。

     

    誰も見ていない・バレるわけがないからと言って不正に走る応募者が居るかもしれません。それを牽制する手段として、回答中の様子を確認できるようにウェブカメラをオンにして貰うのも良いでしょう。

     

    画像を通して姿勢や表情などから応募者の雰囲気を、ある程度掴めるというメリットもあります。

    性格診断テストの結果だけで判断しない

    性格診断テストは、あくまでも採用基準の一部として活用しましょう。良い結果が出ても攻略方法を知っている応募者であったり、多少偏りのある性格という結果でも組織の中できちんとやっていける人も居ます。

     

    良い人材を確保するための性格診断テストによって、適切な採用ができなくなっては本末転倒ですよね。一定のボーダーラインを設けることは必要ですが、性格診断テストの結果だけに囚われないよう、注意してださい。

    ホテル・旅館の適切な人材探しにはおもてなしHR

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    性格診断テストも適性のある人材の採用に有効な手段ですが、人材紹介サービスを活用する方法もあります。おもてなしHRは、ホテル・旅館に特化した人材紹介サービスです。

     

    企業と求職者の双方の希望条件をヒアリングし、マッチする人材の紹介や、宿泊業に関心の高い求職者にターゲットを定めた求人広告の掲載を行っています。

     

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