移住先で子育てをするメリットとデメリットとは?おすすめエリアもご紹介

近年、地方移住をする子育て世帯が増加。都市部にはない、安全な自然環境を地方へ求めている方が多くなっているようです。地方自治体では、移住する子育て世帯のためにさまざまな支援を準備して受け入れ体制を整えているので、移住を検討している方はあわせて確認してみましょう。当記事では、移住先で子育てをするメリットとデメリットなどを詳しく解説します。ぜひ、移住前のヒントとしてご活用ください。

目次

    地方移住すると子育てしやすい!

    地方の景色

    iStock.com/spooh

     

    近年、都市部から地方へ移住する人が増えています。
    その背景には、多様的な働き方や価値観・ライフスタイルの変化が影響しているでしょう。

     

    内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局の調査によると、移住したい傾向が強まるほど平均年齢が低くなることが分かりました。
    すなわち、若い世代が地方への移住に関心を持っているということですね。

     

    また、実際に移住した方の理由をみると、「地方でよりよい子育て環境を求めたため」が全体の5.5%いることが分かりました。
    一般的にいわれる「よりよい子育て環境」とは、以下が挙げられるそうです。

    • ・地域の安全性
    • ・教育・医療体制の充実
    • ・地域住民とのコミュニティ
    • ・地方自治体の子育てサポート

    確かに、都市部は交通の便や情報量が多いものの、子育てに対する利点を感じにくい方もいるでしょう。

    では、地方へ移住することで「よりよい子育て環境」を手に入れることはできるのでしょうか?
    次項目では、地方で子育てすることのメリットとデメリットを詳しく解説します。

     

    参考:厚生労働省/「人口減少社会に関する意識調査」

    参考:内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局/東京圏在住者の約半数が、地方圏での暮らしに関心あり

     

    移住して子育てすることのメリット

    子育てを楽しむ

    iStock.com/kohei_hara

     

    移住して子育てすることのメリットは3つあります。
    地方の魅力を感じながら、子育てを楽しめる利点がたくさんありますよ。

     

    (1)自然環境の中でのびのびと過ごせる

    まずは、自然環境の中で自由に過ごせることです。

     

    多くの都市部では公園が少なく、なかにはボール遊びを禁止しているエリアもあるでしょう。
    地方なら、子育てに力を入れている地方自治体も多く、たくさんの公園が整備されています。
    さらに、自然豊かな環境で虫取りを楽しんだり、海や山へ遊びに行ったりもできるでしょう。

     

    (2)待機児童の心配が少ない

    地方なら待機児童が少ないため、保育園や幼稚園に入りやすい傾向にあります。

    都市部は人口密度が多い反面、保育園や幼稚園の数が少ないため待機児童が増加。
    そのため、働きたくても働けない方がいることは紛れもない事実のはず。

     

    一方、人口密度が低い地方は受け入れ人数に余裕があるため、比較的入園しやすいようです。
    もしかしたら、求職活動中から入園できる地方自治体もあるかもしれませんよ。
    入園数が少ない分、保育士さんの目も届きやすいため安心してお願いできますね。

     

    (3)家賃や物価が安い

    地方は家賃や物価が安いため、経済的負担が軽くなります。

    例えば、土地を安く購入して大きな家を建てたり、お子さんの一人部屋や旦那さんの仕事部屋を作ったりもできそうですね。

     

    多くの地方自治体では、「空き家バンク」を開設して格安物件をご案内しています。
    空き家を購入して、自分の好きな間取りに改修することもできるでしょう。
    空き家のリフォーム費用を助成してくれる自治体もあるので、チェックしてみてくださいね。

     

    移住して子育てすることのデメリット

    子育てに悩む女性

    iStock.com/itakayuki

     

    地方へ移住して子育てをする際、デメリットに感じることがあります。
    メリットをいかしつつ、デメリットを解消する努力が必要かもしれません。
    デメリットの解決のヒントも参考にしてくださいね。

     

    (1)都市部と比べて教育水準が低くなることも

    地方は都市部と比べて、塾や習い事などの教育機関が少ないようです。

    例えば、都市部にいたときはスイミングに通っていたけど、移住先の近隣に通える施設がないため辞めざるをえないなど。

     

    また、学習塾が少ないため、学校の宿題や市販のテキストで勉強するしかない可能性もあるでしょう。
    転居する前に、移住エリアに教育施設があるか調べておくと解決できますよ。

     

    (2)レジャー施設が少ない

    休日は、お子さんを連れてレジャー施設などに遊びに行きますよね。

    都市部なら、わざわざ遠方に行かなくても近場で遊ぶことができるでしょう。

     

    しかし、移住先によっては遊園地や水族館は遠い場所にあるため、せっかくの休日なのに行く場所が限られることも。
    また、施設が遠ければ遠いほど移動費用などが発生するかもしれません。

    休日は近場で過ごしたり、遠方の遊戯施設などに行く場合は旅行を兼ねたりなど臨機応変に計画してみてくださいね。

     

    (3)賃金が下がり教育資金に影響が出る可能性も

    地方は仕事の選択肢が少ないうえ、賃金が下がることがほとんど。

    確かに、地方は家賃や物価が安く助かる面があるものの、都市部の生活水準を維持しながら子育てをすることは厳しいでしょう。
    また、収入が減ることで今後の教育資金に影響する可能性も。

     

    しかし、地方自治体では子育てサポートや教育環境に力を入れています。
    ここからは、子育て世帯への支援制度をご紹介します。

     

    移住・子育て世帯への支援制度をご紹介!

    家族の形をした紙

    iStock.com/RomoloTavani

     

    移住してきた子育て世帯をサポートする地方自治体の取り組みを解説します。
    これが移住を決意する後押しになるかもしれませんよ。

     

    【教育環境や子育てサポートなどが充実】茨城県境町

    茨城県境町は、茨城県西地域の猿島群にある町で、東京から高速バスを利用して最短90分で到着します。
    境町では、「先進的な英語教育」「安心子育てサポート」に注力しているようです。
    その内容を一部以下に挙げています。

    <先進的な英語教育>

    • ・全小中学校・公設保育園 先進英語教育が無料
    • ・全小中学校の英検受験料無料(年1回のみ)

     

    <安心子育てサポート>

    • ・3歳から5歳までの保育料・給食費が無料
    • ・第3子以降の出産で50万円支給

    移住前から教育環境に不安を抱いていたとしても、英語教育のサポート体制などを完備しているため嬉しいポイントになりますね。

     

    さらに、条件はありますが定住者向けの奨励金制度や家賃・引っ越し補助制度もあります。
    境町のホームページに詳しく記載されているので、チェックしてみてください。

    参考:茨城県境町ホームページ

     

    【切れ目ない子育て支援体制】山梨県甲府市

    山梨県甲府市は国中地方に位置し、山梨県の最大都市といわれています。

    山梨県は、富士山や八ヶ岳など雄大な山々に囲まれ、緑にあふれた豊かな環境です。
    そんな大自然を「子育て資源」として活用し、さまざまな取り組みをおこなっています。
    例えば、季節にあわせてさまざまな生き物とのふれ合い活動に取り組んでいる保育園などさまざま。

     

    また、下記に子育て支援体制の一部を挙げています。

    <子育て支援体制>

    • ・乳幼児医療費の無料
    • ・不妊治療に対する助成制度
    • ・病児保育の広域利用化 など

    土地勘のない場所で子育てをすることに、不安を抱く方もいるでしょう。
    ぜひ、移住する前に「やまなし移住・定住総合ポータルサイト」より支援内容をチェックしてくださいね。

    参考:山梨の子育て環境/やまなし移住・定住総合ポータルサイト

     

    地方移住をして子育て環境を良くしよう!

    親子で触れ合う

    iStock.com/monzenmachi1

     

    移住先で子育てをするメリットとデメリット、おすすめエリアをご紹介しました。

     

    都市部は一見子育てしやすい環境と思われがちですが、すべての子育て世帯が感じているとは限りません。
    地方移住をすることで、豊かな感受性を育てることができるかもしれませんよ。

    また、地方自治体では移住世帯のためにさまざまな支援策を準備しています。
    支援内容を最大限に活用し、地方での子育てを楽しみましょう!

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