グリッシーニ

(ぐりっしーに)

グリッシーニとは、イタリアのピエモンテ州トリノが発祥と言われる細長いスティック状をしたパンのこと。クラッカーのような固めの食感で、イタリアのリアのレストランでは、卓上の置かれるパンの一種としてかごに盛られ提供されたり、サラダやスープの付け合わせとして提供されることもあります。カリカリとした食感で、ちょっとしたおやつや、ワインのおつまみとしても食べることもあります。グリッシーニはパンの一種であることから、そのまま口に運ばずに、一口サイズに手で折ってから食べるのが正式なマナーです。


そのままでも食べることもありますが、生ハムやチーズを巻いたり、ソースに付けて食べることも。ハーブやゴマを練りこんだり、岩塩やチーズをまぶしたり、味も形も実にさまざまです。温度調節や温度管理が不要でアレンジもしやすく、家庭でも簡単に作ることができます。ほとんど水分がないために日持ちするため、保存食としても重宝します。

グリッシーニの誕生についてはいくつかの説がありますが、1675年頃に誕生したというのが有名なものです。当時の王子・ヴィットーリオ・アメデーオ2世は病弱で、消化器系の病を抱えていました。病人向けに、消化しやすく食べやすいパンを作るようにと王室が求めたことで、グリッシーニが完成したと言われています。ナポレオン皇帝が愛したという話も有名で、隣国のフランスでは「小さなトリノの棒」(Petits baton de Turin)と言われて親しまれています。
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使用例

・グリッシーニは簡単に作ることができる
・おやつ代わりにグリッシーニを食べる"
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