クレーム・ブリュレ

(くれーむ・ぶりゅれ)

クレーム・ブリュレは、クリームと卵黄で作ったカスタードの表面に砂糖をふりかけ、バーナーなどでキャラメリゼを施したフランスのデザートです。表面のキャラメリゼをスプーンで割った時の感触や、パリパリとした食感が特徴です。

キャラメリゼの部分を除けばカスタードプリンによく似ていますが、通常、全卵と牛乳で作るカスタードプリンよりも、濃厚でねっとりとした食感です。また、カスタードプリンは型から外し、皿などに盛って提供することに対し、クリームブリュレは型のままで出すことが一般的。似ているようで、まったく別物のデザートなのですね。

クレーム・ブリュレの起源は明確になっておらず、1961年に出版された料理本にレシピが初出したと言われています。日本においては1991年にクレーム・ブリュレが大流行しました。その前年、ティラミスの人気に火が付いたことから、イタリア料理ブームに負けじと、フランスのデザートが台頭してきたのです。客の目の前でフランベを披露しながらキャラメリゼを作るパフォーマンスで注目を集めた店もありました。

そして今現在もクレーム・ブリュレの人気は継続中で、カフェやレストランで提供される定番デザートのひとつに数えられています。また、本格デザートの風貌を持ちながらも、シンプルな材料・調理方法でできるため、家庭で手作りする人も少なくありません。

使用例


・よく冷えたクレーム・ブリュレだ。

・このカフェのクレーム・ブリュレはキャラメリゼが最高。
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