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(ぶらん・まんじぇ)
「ブラン・マンジェ(blanc-manger)」は、ミルキーで口どけが良くやわらかい食感が特徴の冷菓です。フランス語で「白い(blanc)食べ物(manger)」を意味しており、ときには「ブラマンジェ」と呼ばれることもあります。
ブラン・マンジェの起源は中東で作られていた砂糖とアーモンドパウダーの菓子で、7世紀にフランスへ伝わったそうです。当時は若鶏や仔牛の肉で作られた高級料理の一つでしたが、19世紀には今日のようなデザートとして食べられるようになったとされています。
作り方はとてもシンプルです。砂糖、牛乳、生クリームを用いてゼラチンで固めて作られますが、本来のレシピは沸騰した牛乳に細かく刻んだアーモンドを入れて香りづけします。レストランやホテルによってはアーモンドではなく、バニラやココナッツ、ゴマなどを使って風味を付ける場合もあります。
国や地域によっても作り方が異なります。ゼラチンの代わりにコーンスターチを使う国もあれば、生クリームは使用しない地域もあるのです。また、ブラン・マンジェは、イタリアでは「ビアンコ・マンジャーレ」、スペインでは「マンハル・ブランコ」と呼ばれていますが、いずれも「白い食べ物」を指しています。
ふるふるとした食感が特徴のブラン・マンジェですが、盛り付けにはよくソースが添えられます。カスタードソースが定番ですが、店によってはいちごやマンゴーなどのソースを添えて提供する場合もあるようです。
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