ソムリエ

(そむりえ)

ソムリエ(sommelier)は、客の要望や料理に合わせてワインを選定、提供する給仕人のことを指します。

もとは「運搬や労役用の動物使い」を意味していました。ラテン語の「sagmarius」、「saumarius」(荷役用の牛馬)に由来しています。12世紀にラテン語からフランス語になり、荷役用の牛馬は「sommier」に変わりました。13世紀になると「動物の使い手」という意味になり、荷物を運搬し仕事を仕切る人を指すようになりました。そこからさらに、仕切って管理することから、宮廷で食事とワインを管理する人を指す言葉に変化しました。その後、フランス革命で王国を追われたソムリエはレストランやカフェのワイン係となり、ワインの専門職として呼ばれるようになりました。

日本にはソムリエの国家資格はなく、日本ソムリエ協会(JSA)と全日本ソムリエ連盟(ANSA)などで資格を取ることができます。受講資格は20歳以上で、3年以上アルコール飲料に関する業務に従事していることが条件になります。試験内容にテイスティング試験があるため、ワインが飲めるのは絶対条件です。また、ソムリエはプロ向けの資格ということもあり、2018年に行なわれた日本ソムリエ協会の試験合格率は26.5%と難易度はとても高いです。ソムリエ資格を習得後、協会認定のブドウがモチーフのバッチをもらうことができます。

近年、ソムリエという言葉はワインだけではなく、「~の専門知識を習得した人」という意味でも使われるようになりました。野菜や食に関わらず温泉など様々な資格に「ソムリエ」と呼ばれるようになりました。

使用例


・ソムリエにおすすめの赤ワインを尋ねる

・野菜ソムリエ
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