ポーション

「ポーション」という言葉には「一人前」「割り当て分」や「部分」という意味があります。綴りは「portion」です。

テレビゲームに出てくる回復薬を連想する人も多いのではないでしょうか。そちらは綴りが「potion」で、水薬や一度に服用する薬の量を指す別の言葉です。

飲食業界では、一人前の料理の定量を指す言葉として使われています。レストランのPRポイントとして「ポーション多め」と書かれている事がありますが、一人前の量が多めという意味です。

多くの飲食店で、ポーションには明確な規定があります。利益率を安定させ、
どのお客様にも公平な提供を行うためには、ポーションの管理が非常に重要です。
定量に満たない場合は「アンダーポーション」、超過した場合は「オーバーポーション」と呼ばれます。これらが発生するとお客様同士での不公平や、食材のロスに繋がります。そのため、ベテランのシェフでも計りを使うことが徹底されているレストランも少なくありません。

また、小売業界ではポーションは「部分」の意味で使われます。通信販売ばらしたカニの脚の事を「カニポーション」、魚や肉の特定の部位をカットすることを「ポーションカット」と呼んでいます。