サヴァラン

(さゔぁらん)

サヴァランとは、洋酒がしたたるフランスの焼き菓子です。ブリオッシュに紅茶味のシロップを染み込ませ、ラム酒やキルシュを掛けたものや、ブリオッシュの生地をドーナツ型に入れて発酵させた後に焼き上げ、洋酒のシロップを染み込ませたもののことを指します。生地にたっぷりと洋酒を染み込ませるため、アルコールに弱い人は要注意。子供の誤食にも気を付けましょう。

これと似たお菓子に「ババ」と呼ばれるものがあります。ババの原型は18世紀のロレーヌ公国が発祥で、この国を治めていた侯爵が固くなったパンを洋酒に浸して食べたところ、とても美味しかったそう。そのアイディアからお菓子を作らせ、愛読書「千一夜物語」の主人公「アリ・ババ」の名前を付けたのが始まりと言われています。

サヴァランはこのババをもとにして、19世紀の半ばに作られたケーキ。有名な美食のブリア・サヴァランにささげるお菓子であったことから、名前が付いたのです。かつてはコルク型でトッピングなし、もしくはクリームを添えただけのものがババ、リング型でフルーツなどの華やかなトッピングを施したものがサヴァラン、といった明確な違いがありました。しかし、時代の流れとともに区別の意識が薄れ、今日ではババとサヴァランを区別するのは、コルク型かリング型かという点のみになっています。

使用例


・サヴァランを食べて酔ってしまった。

・サヴァランは大人のお菓子。
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