ブランデー

(ぶらんでー)

英字表記で「brandy」。「ブランデー」とは、果実類を発酵させた蒸留酒の総称です。一般的にはワインを原料として作られますが、リンゴやアプリコット、サクランボなどから作られるものもあります。ブドウの場合は、糖分が少なく酸味の強い白ぶどうを使用します。ワインよりも多くのぶどうが使われ、凝縮された成分が深い味わいと華麗なアロマを生み出します。フランスが代表的な生産国ですが、おいしいワインが生まれる地域とブランデーの名産地は一致しており、南アフリカ、地中海周辺、中南米、オーストラリアなどもブランデーの名産地です。

ブランデーの歴史は古く、最初に文献に登場したのは13世紀中頃、フランスの医者で錬金術師の人物がワインを蒸溜したのが始まりとされ、当時は「命の水」と呼ばれ薬として使われていました。17世紀になるとブランデーの生産が本格化し、当時の国王がブランデーを保護する法律を定めます。ブランデーの名前は、もともとは「ランデウェイン(焼いたワイン)」と呼ばれていましたが、オランダの貿易商が「ブランデウェイン」という名前で各国に輸出、その後イギリスで「ブランデー」になったと伝えられています。

ブランデーは原産地や原料の違いから、コニャックやアルマニャック、マール、カルヴァドス、キルシュワッサーなどの種類があります。中でもよく知られているコニャックは、フランスを代表するブランデーの一つで、コニャック地方で生産され、ぶどうの品種や製造方法が厳しく定められ、その条件をクリアしたものだけがコニャックを名乗ることができ、これまでに歴史ある逸品が数多く生み出されました。

飲み方も多彩で、ブランデー本来の味や香りを楽しめるストレートから、水割り、ロックの他にも、炭酸で割ってオレンジなどの果実を入れたブランデースプリッツァー、ブランデーとコーヒーの組み合わせでは、スプーンに乗せた角砂糖にブランデーをしみこませ火を灯し、立ち昇る香りと演出を楽しめるカフェ・ロワイヤルもあります。ホテルのバーでは、普段なかなか出会うことのできない希少なブランデーやポピュラーなものまで、世界各地のさまざまなブランデーを揃えて、お客様に上質なくつろぎの時間を提供しています。

使用例

・ホテルのバーでブランデーを注文する。

・ブランデーベースのカクテルを楽しむ。
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