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(きーる)
キール(kir)はフランスのブルゴーニュのディジョン市で生まれた、ワインを使ったカクテルのことです。1945年、第二次世界大戦後のディジョン市の市長となったキャノン・フェリックス・キール氏が考案し名づけられたものです。
ブルゴーニュ地方はワインの名産地で、世界的に有名なロマネ・コンティや日本でも人気のボジョレー・ヌーボーなどのワインが作られたおり「ワインの聖地」と呼ばれています。白ワインの女王といわれている「シャルドネ」もブルゴーニュ地方で生まれました。
キールは食前酒でワイングラスで飲まれており、アルコール度数は12.6度の中口で白ワインにリキュールのカシスを入れステア(軽くかき混ぜる)した香り高いカクテルです。
このほかにも種類があり、白ワインをシャンパンに変えてカシスを入れ作られたものを「キール・ロワイヤル(kir royal)」といいます。アルコール度数や食前酒は普通のキールと変わりありません。ですが、キールはワインだったためワイングラスですが、キール・ロワイヤルはシャンパンのためシャンパングラス(フルート)で飲まれます。また、キール・ロワイヤルのカシスリキュールをフランボワーズ(木苺)リキュールに変えたカクテルを「キール・アンぺリアル(kir lmperial)」といいます。
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