イールド

(いーるど)

「イールド」とは、「利益・利回り」を意味する言葉です。

金融・証券用語では、利回りと償還期間の相関性をあらわしたグラフを「イールドカーブ」と呼びます。右上がりは利回りが高く「順イールド」と呼ばれ、右下がりは利回りが低いことを示し、「逆イールド」と呼ばれます。市場で逆イールドが発生することは「不況の予兆」とされているそうです。

ホテルの運営には「イールドマネジメント」という言葉が使われます。イールドマネジメントは、客室の稼働率を最大限に高め、利益を最大まで上げることを指します。客室は空き状態であってもコストが発生します。可能な限り空き部屋を減らすことが重要ですが、需要と供給のバランスを考えて価格設定する必要があります。割引率を高めれば客室が埋まっても、利益は下がりますよね。そのため、平日は宿泊費を安く、土日やバカンスシーズンは高く設定するなど、理にかなったコントロールを行います。空き部屋の発生を減らすための早期予約や団体利用での割引も、イールドマネジメントの一部ですね。

また、航空会社や高速バスなどの運送業界では、イールドは1人の顧客から発生する利益のことを指します。ホテル業界と同様に、時期によって運賃が変動したり、割引の制度があります。

使用例


・逆イールドは買いのチャンスでもある

・適切なイールドマネジメント
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