RevPAR

(れぶぱー)

RevPARとは「Revenue Per Available Room(レベニュー・パー・アベイラブル・ルームズ)」を省略したもので、販売可能な客室1室あたりの売上を示します。一般的にはホテル業界において、財務パフォーマンスを計る指標として使われる専門用語です。客室の価格や稼働率から換算し、経営状態を判断するための基準のひとつと考えられています。

RevPARは客室売上を販売可能な客室数で割った値で、OCC「Occupancy(客室稼働率)」とADR「Average Daily Rate(平均客室単価)」を掛け合わせることによって求められます。

例えば、10室のホテルで稼働率が80%(8室)、平均客室単価が10,000円であれば、RevPARは10,000円×80%=8,000円となります。

RevPARは利用があった客室だけでなく、利用がなかった客室の損失分も含めた1室あたりの売上高が分かる値です。そのため、宿泊部門の収益性を見極めるために必要な指標であると言えます。

ただし、この指標はあくまで「客室1室あたりの収益」であり、RevPARの数値が高ければ収益が高いとは限りません。ホテルAよりもホテルBの方がRevPARが高くても、ホテルBの客室数がホテルAより少なければ、ホテル全体の収益はホテルAの方が高くなることがあります。

使用例


・ホテルの収益性を示す指標としてRevPARを使用する。

・会議では、RevPARを他のホテルと比較して話し合う。
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