スキッパー

(すきっぱー)

宿泊業界では「スキッパー」は宿泊料金の支払いをせずに逃亡する人を指す言葉です。「急いで逃げる」という意味の英語の「skip off」が語源です。

主な手口は、まず予約無しか、前日もしくは当日に予約を入れて来館します。そして宿泊を延長し、安心させ、さんざん飲み食いをしてから外出を装い逃亡します。後払いを悪用した詐欺行為です。そのうえ、備品まで盗まれるケースも多いそうで、甚大な被害が出ることもあります。

スキッパーを防ぐため、各ホテルでは様々な対策を打っています。まず、ビジネスホテルはほとんどが料金前払い制になりました。シティホテルやリゾートホテルでも、チェックイン時にデポジットを預かり、チェックアウト時に差額を清算する制度にするところが増えています。

それならばどこのホテルでも、前払いやデポジットの制度にすれば解決ではないかとなりますが、高級なホテルでは「お客様を信頼する」というスタンスを崩さないため、後払いなのです。ただし、クレジットカードで前払いすると割引になる制度を作ったり、身なりや持ち物、挙動などでよほど危ないと判断した場合に限り、デポジットをお願いするなどの工夫をしています。

このような対策が功を奏し、被害は昔に比べると減少してはいるそうですが、手慣れたスキッパーも多いため、残念ながら撲滅は難しいそうです。

使用例


・今フロントに来た客はスキッパーかもしれない

・スキッパーに用心する
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