ガナッシュ

ガナッシュは、溶かしたチョコレートに生クリームや洋酒などを混ぜたものでお菓子の材料として使用します。「トリュフ」や「生チョコ」と同一視されがちですが、ガナッシュはあくまでも材料で、トリュフや生チョコはガナッシュを使ったお菓子だということを覚えておきましょう。フォンダンショコラのとろけるチョコレートやプラリネの中身もガナッシュです。スポンジケーキやマカロンにサンドすることもあります。

ガナッシュという言葉には、フランス語で「間抜け」という意味があります。昔、見習いパティシエが誤って沸騰した牛乳をチョコレートに加えてしまい、親方から「このガナッシュ（間抜け）！」と怒鳴られたことが名前の由来だと言われています。また、フランス南西部の方言で「ぬかるみを苦労して歩く」という意味である「ganacher」が由来という説もあります。

チョコレートと生クリームを1：1の割合で混ぜ合わせたガナッシュは程よい固さで扱いやすく、トリュフにする他、温かいうちに、ケーキに垂らしてリボン状のデコレーションにしたり、クッキーをコーティングしたりとさまざまな用途に使われます。

チョコレート2に対して生クリーム1のガナッシュは少し固め。生チョコの材料に適しているでしょう。また、チョコレート1に対して生クリームが1の割合にすれば、ファッジのような食感になります。