ワードローブ

(わーどろーぶ)

ワードローブは、衣服を収納する戸棚や家具で、洋だんすや洋服だんす、クローゼットなどとも呼ばれます。ホテルでは、客室に付いている家具の一つで、ワードローブ内に衣装ブラシ、バゲージ・ラック、靴べら、シュー・シャイン・ペーパー、アイロンとアイロン台、予備のブランケットなどが備えられている場合もあり、セキュリティーボックス(金庫)がワードローブの中に置かれているホテルもあります。

英語の「wardrobe」は、番人や看守などの意味を持つ「warder」と丈の長い衣服を指す「robe」の二つの単語を組み合わせてできた言葉であるとされています。15世紀頃は、王室などの城で衣類を保管する衣装室を指す言葉でしたが、16世紀以降に個人や劇団などが持つ衣類全体という意味に転じ、19世紀以降に衣装だんすを指すようになります。

ファッション用語としてのワードローブには、その人が持っている衣服全体や、衣服のコーディネートという意味があり、ファッション誌などでよく使われます。

使用例

・こちらのホテルのワードローブには、スーツケースをしまうスペースはありますか。

・客室のワードローブはご自由にお使いください。

・ワードローブは、お部屋の出入口のすぐ近くにございます。
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