民宿

(みんしゅく)

海水浴場やスキー場などの観光地で、季節的に営業する宿泊施設のことを言います。

日本における民宿の発祥は、白馬岳登山のガイドをしていた麓の16戸の家が、1937年に警察の許可を受けて、民宿として営業を始めたことによります。その後、全国各地の農家や漁家が副業として、シーズン中に増加する観光客を受け入れるようになり、リーズナブルで郷土色あふれる雰囲気を魅力として発展していきました。現在では、年間を通じて営業を行い、兼業ではなく専業で行っている施設もあります。

小規模な家族経営が基本で、建物は昔ながらの和風建築、風呂やトイレは共同というのが一般的です。その土地ならではの新鮮な旬の食材を活かした手料理や郷土料理をふるまい、人情味のある家庭的なおもてなしを特徴としています。まるで、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に来たような、懐かしい感覚が味わえる施設です。

また、最近では旅館同様の建物の規模で広い湯船の温泉を備え、団体客の受け入れを行うなど、旅館業法上も旅館営業とされる施設でも、旧来の馴染みのイメージを残すため、あえて施設の名称に民宿を名乗る旅館もあるようです。

使用例

・民宿に泊まる

・民宿経営

・温泉施設を備えた民宿
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