プチホテル

「プチホテル（petit hotel）」とは、客室数が50室以下の小規模ホテルのことで、ヨーロッパの地方都市に多く見られるホテルです。

規模が小さいことから家族経営か個人経営がほとんどであり、築年数が古く、何代にも渡って経営が続いているプチホテルも珍しくありません。また最近では古い建物を改装し、プチホテルとしてオープンすることも増えているようです。

プチホテルの特長は、クラシカルなヨーロッパ建築がそのまま残っているホテルが多いことでしょう。中には、歴史的建造物に指定されるようなプチホテルもあります。当時を思わせるこだわり抜いたインテリアを配置するプチホテルも多く、客室にいるだけでノスタルジーに浸ることができると人気です。

またホテルごとに特色が異なるのも魅力のひとつです。チェーンホテルやハイクラス向けのホテルとは違った良さが味わえるプチホテルに魅了され、プチホテルを転々とすることが趣味になっているゲストも少なくありません。従業員に親しみを感じられる、古き良き日本の家族経営の旅館とも近しいところがあるかもしれませんね。

宿泊料金は1泊朝食付きで10,000円前後から、高いところであれば20,000円を超えるなどプチホテルのランクによってさまざまです。朝食が別料金というプチホテルもあります。部屋タイプはシングルからダブル・ツイン程度までが多いようです。