あづまや

(あづまや)

「あづまや」は壁が無く、柱に屋根を設置した簡素な小屋のことを指す言葉です。
形は多様で、柱が4本に屋根は四方に軒をおろした他、六角形や八角形のものが多く存在します。珍しいタイプでは中央に柱を一本建てて、傘のように円形の屋根を乗せたものもあます。

漢字では四阿・東屋・阿舎と書かれ、唐風に「亭(チン)」とも呼ばれます。

あづまやは、壁が無いので小高い丘の上や湖のほとりなど、見晴らしの良い場所に設営されることが多いです。休憩スペースとして利用され、ベンチやテーブルのあるあずまやは、ピクニックのお弁当を食べる場所としても活躍します。大きなパーキングエリアや道の駅にもよく設置されています。

庭園に趣を添える目的で意匠を凝らしたあずまやを設営することもあります。日本旅館の庭園にすてきなあづまやがあると入ってみたくなるものです。

また、露天風呂の浴槽の中にあづまやを設置した温泉宿も多数あります。あづまやの屋根の下はとても風情があり、雨や雪の日も快適に温泉が楽しめます。また、照明付きのあづまやは夜の露天風呂を幻想的に彩ります。

西洋にもあづまやはあります。こちらは「ガゼボ」と呼ばれ日本のあづまやと同じように、柱と屋根で構成されています。

使用例


・あづまやで休憩しよう

・かわいい屋根のあづまや
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