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(まなー)
マナー「manner」は英語で、「方法、仕方、態度」を表しますが、「manners」と複数形になると、「礼儀、作法」の意味になります。
その語源はラテン語の「munus(手)」と言われていますが、英語の「manor(マナ、荘園)」と深い関係があると考えられています。イギリスには、集会所のような役割を果たす「マナハウス(荘園領主の館)」と呼ばれるものがありました。そこで地域の地主が示した博愛精神がマナーの意味に通じています。
マナーは、社会全体として守ったほうが良いという雰囲気を具体的な行動に表したものとして捉えることができます。似た意味の言葉に「ルール」がありますが、マナーにはルールのような規定や基準など守るべき、従うべきというニュアンスはありません。マナーは、守らなくても罰則などはありませんが、常識を疑われてしまうこともあります。気遣いのある行動全般を指すため、範囲が広いという特徴があります。
生活する地域や場所が変われば、マナーも変わります。特に格式の高いホテルや海外旅行では、公共エリアでの過ごし方や飲食、写真の取り方など、人や場面に合わせたマナーを使うことが大切です。ホテルにおいては、レストランで服装マナーや食事のマナーが求められることがあります。また、ホテルスタッフは、そのホテルの代表としてゲストに接するため、身だしなみはもちろん、言葉遣いや姿勢など、接客マナーを身につけておく必要があります。様々な場面で大事になるマナーですが、難しく考えず、相手への心遣いと解釈してみると、人間関係を円滑にする手助けになるかもしれません。
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