椿山の旅館の客室は全21室の和室で、本館と別館に分かれています。本館は1925年の北但大震災で奇跡的に焼け残った建物で古くからの佇まいを残していて、別館には庭園があり心安らぐ空間を作り出しているようです。全客室と館内の所々には、先代主人が描いた地蔵会が飾られています。浴場は、露天風呂・ジャグジー付内湯・つぼ庭付ひのき風呂・二つの貸切露天風呂があります。施設には、大広間や趣ある宴会場を備えています。

館内には、宿泊客が描くことができる絵手紙コーナー、1000冊を越える漫画コーナー、城崎温泉外湯巡りでも着用可能な色浴衣コーナーなどがあります。宿泊客からは、「女性に嬉しいサービスが多くあり、浴衣の種類も豊富で旅館の内装も良かった」という声や、「料理がおいしく従業員の方々も親切で良かった」というコメントなどが寄せられています。施設には、酒房山茶花や普通自動車16台を収容可能な駐車場などもあります。

JR山陰本線「城崎駅」より徒歩約5分でアクセスでき、城崎温泉のメインストリートである北柳通りと南柳通りのほど近くに位置しています。施設の近くには、地蔵を題材とした作品のみが飾られた「ぎゃらりー花椿」があり、鑑賞だけでなく自ら描ける工房も併設しています。椿の庭を眺められるラウンジもあり、オリジナルグッズの販売も行っているそうです。徒歩約1分の場所にコンビニエンスストアがあり、飲食店も点在しています。