子育てしやすい群馬県の街！沼田市への移住を考える

群馬県は「関東でいちばん子育てがしやすい県」と言われています。待機児童が少なく保育施設に入りやすいことや、豊かな自然の中でのびのびと子育てができること、東京へのアクセスがよくリモートワークで働きやすいといったことが理由でしょう。

沼田市は、群馬県の北部に位置する街です。人口は県内の市で最も少なく、約44000人です（令和5年8月時点）。　緑豊かな群馬県の中でも、特に深い山あいの地域ですが、暮らしの利便性や子どもが育つ環境はどうなのでしょうか。

この記事では沼田市での生活と、移住支援制度の内容を併せて解説します。移住先を考えるための参考に役立立てくださいね。

沼田市での生活をのぞいてみよう

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人口の少ない地域での生活は「静かに暮らせそう」「ストレスが少なそう」などの良いイメージがある半面「楽しみがなさそう」「不便なのでは？」といったマイナスのイメージもありますよね。

しかし、実際の生活をイメージするためには、その土地の特色や交通網などを知る必要があります。沼田市での暮らしを詳しく見ていきましょう。

交通の便

沼田市にはJR東日本の上越線が通っており、市内の駅は沼田駅と岩本駅です。

市内から東京都内へのアクセスは、高崎駅で北陸新幹線に乗り換えて、東京駅を目指すルートがあります。このルートの場合の所要時間は1時間50分ほど。多少時間が掛かりますが、都内への通勤・通学も、不可能ではないでしょう。

また、隣接する利根群みなかみ町の「上毛高原駅」から上越新幹線に乗れば、1時間20分程で東京駅に到着します。移住者がこのルートで通勤する場合、市の補助金を受けられる可能性があるので、後ほど「沼田市の移住支援制度」の項目で詳しく説明します。

電車が通っていないエリアの移動手段はバスやタクシー、自家用車です。沼田市での生活には、車があった方が良いでしょう。市の中心には高速道路の沼田インターチェンジがあります。車で東京に向かう場合は沼田インターチェンジから高速道路に入り、2時間10分ほどで到着します。

▼地方での車の必要性についてはこちら

買い物や病院・学校など

沼田市には学校や郵便局、総合病院などの施設や、スーパーやコンビニエンスストアがそろっています。生活必需品が手に入らなくて困るということは、まずないでしょう。

しかし、洋服や靴などについては、ファミリー層や高齢者向けの商品を扱うお店がほとんどで、これが流行最先端！というアイテムはなかなか売っていないそうです。

おしゃれな物が欲しい時は、高崎市や前橋市まで買い物に出たり、通信販売を利用したりする必要があるでしょう。

レジャースポット

移住先の目的のひとつは、移住前よりも楽しく生活することではないでしょうか。近隣のレジャースポットは、移住先選びで無視できない要素ですよね。

沼田市は、キャンプ場や釣り場、滝の名所に公園など、アウトドアを楽しめる場所が充実しています。また、温泉や健康ランド、カラオケなど気分転換ができる施設もあります。

また、吾妻郡にはヨーロッパの古城を再現した「ロックハート城」、利根郡にはガラスのテーマパーク「月夜野びーどろパーク」といった施設があるなど、近隣エリアに観光スポットが点在していることもポイント。

休日には家族そろって出かけられそうですね。

沼田市の移住支援制度

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人口が少ない沼田市は、移住者の呼び込みに熱心でさまざまな移住支援制度を設けています。沼田市の移住支援について紹介します。

沼田市移住促進通勤費補助金

実際に沼田市へ移住してきた人は、新幹線通勤の交通費補助制度が、移住の決め手になったと語っています。

沼田市での生活の項目でも軽く触れましたが、移住者が隣接する利根群みなかみ町の「上越新幹線上毛高原駅」から新幹線に乗って群馬県外に通勤する場合、1カ月あたり2万円を上限として通勤費の補助金が受けられるのです。

受給の条件は以下の通りです。

勤務先からどの程度交通費が支給されるのかにもよりますが、この制度を利用すれば金銭面では無理なく通勤できそうですね。ただし、沼田市内から上毛高原駅まではちょっとした距離があります。移住後の住まいから上毛高原駅までのアクセス方法も、かならず調べてくださいね。

参考：沼田市移住促進通勤費補助金/沼田市ホームページ

ぬまた暮らしトライアルステイ補助金

「ぬまた暮らしトライアルステイ補助金」では、沼田市に滞在した移住希望者の滞在時の経費に対し、補助金を交付しています。

補助金額は1世帯あたり20000円が上限です。

移住準備で滞在すること、市内の宿泊施設に連泊することなどの複数の条件がありますので、申請前に確認しておきましょう。

ほかにも、無料で滞在できる「沼田市移住促進トライアルハウス」が整備されています。滞在期間は1泊2日から4泊5日で、滞在中は移住コンシェルジュとの面談が必須となっています。

移住前にいずれかの制度を利用して、暮らしのイメージをつかみましょう。

参考：ぬまた暮らしトライアルステイ補助金/沼田市ホームページ

沼田市オンライン移住相談

自宅にいながら移住相談ができる「沼田市オンライン移住相談」は、祝日をのぞく、火曜日、木曜日、毎月第1・第3日曜日に開催されています。

相談は1回あたり50分程度で、オンライン会議システムを使用して行われます。

移住を具体的に決めていなくても相談することは可能ですので、気になっている方は一度利用してみると良いでしょう。

参考：オンライン移住相談について/沼田市ホームページ

沼田市で穏やかな毎日を

若者向けのスポットが少なく、東京へのアクセスにも少々時間が掛かる沼田市。時に物足りなさを感じることがあっても、穏やかな毎日を過ごせるでしょう。

口コミには「人口が少ないおかげで犯罪も少なく、安心して暮らせる」という意見もありました。沼田市は必要最低限の物がそろった場所で静かに暮らしたい、治安の良い場所で子どもを育てたい、という人にぴったりの街かもしれません。

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