ホテル業界の転職:面接に受かるポイントは?

転職するには応募先企業の面接を突破しなければなりません。巷にはさまざまな面接対策が溢れていますが、当記事ではホテル・旅館など宿泊業に特化した面接対策をご紹介します。面接は、実は面接官と言葉を交わす前から始まっています。一目見て「おっ」と思ってもらえるためのコツ・ポイントをおさえて、希望するホテル・旅館の採用を勝ち取りましょう。

目次

    ホテル業界の面接に受かるコツその1:面接官の意図を汲み取る

    面接官

    iStock/takasuu

     

    そもそも、入社試験に必ず面接があるのはなぜでしょうか。

     

    企業側は、時間というコストをかけてまで入社試験に面接を設けています。これは、応募者がどんな人間なのかを実際に会って話して、見極めるために他なりません。

     

    また、面接で出される質問にも必ず意図があります。面接を突破するにはその意図を汲み取り、質問に沿った回答をすることが大切です。

     

    人となり

    まず見られるのは人間性です。ホテル業界の場合は特に、お客様相手にサービスを提供するのが仕事ですから、

    • ・他人と上手にコミュニケーションが取れるか
    • ・お客様ファーストの立場で接客ができそうか
    • ・笑顔が出ているか
    • ・なぜ数ある仕事の中からホテルの仕事を志望したのか

    ……などのあたりを重点的に見られるでしょう。

     

    転職では即戦力を求められるケースが多いと言われますが、未経験者でも受け入れるホテルは少なくありません。

    そのため、経験やスキル以上に人となり・人間性が重視されていることを覚えておきましょう。

    実績やスキルの有無

    新卒入社とは違い、転職者に求められるのは即戦力として使える実績やスキルです。

     

    例えば前職もホテルで働いていればそれを存分にアピールすれば良いですし、そうでなくとも、生かせるものはたくさんあります。

     

    「語学の勉強のため留学をしていた」「学生の頃から接客業に就いていた」など、材料になるものはなんでも面接でアピールしましょう。

     

    面接官は「自社で活躍できる人材なのかどうか」を見極めようとしています。

    その意図に対して、「私は御社で十分に活躍できる人間ですよ」と伝えるのが狙いです。

     

    既存のスタッフとなじめるか、協調性はあるか

    入社が決まれば、同じ職場で一緒に働く仲間になります。加えてホテルはスタッフ同士が協力し合い、チームで働くのが特徴。

     

    他のスタッフとうまく連携を取りながら仕事ができるか、トラブルを起こしたりしないか、面接官はそういった資質を見ています。

     

    絶対に避けたいのが、前の職場についてネガティブに話すこと。

    たとえ本当のことだったとしても「人間関係がゴタゴタで、特に直属の上司のパワハラがあまりにひどくて退職しました」なんて言ってはダメです。

     

    協調性に欠ける人物なのでは?うちのホテルでもまたトラブルを起こすのでは?と、心配にさせてしまいます。

     

    退職について深く聞かれてもポジティブな受け答えができるように、仕事を退職する際は、円満退職を心がけていきたいですね。

    ホテル業界の面接に受かるコツその2:身だしなみ・表情・マナーに気を配る

    スーツの女性

    iStock/west

     

    ホテル業は接客業なので、お客様の前に出ても問題ない人物なのか?という視点において、身だしなみやマナーは重要です。面接官が特に気にして見ているポイントとは?

     

    清潔感があるか

    髪型や服装、足元に至るまで、清潔感はあるか、身だしなみが整っているかが重要です。

    意外と見落としがちなのが足元。革靴やパンプスの汚れやかかとのすり減りなど、細かいところまでチェックしましょう。

     

    また、寝ぐせやシャツのしわ、香水のつけすぎにも注意が必要です。

     

    ホテルマンとしてふさわしい装いができるか

    面接では清潔感に加え、ホテルマンとしての適性もチェックされていると考えておきましょう。

     

    ホテルでは茶髪、アクセサリー、ネイルなどはNGとされる場合が多いので、一般企業なら問題ないレベルでも、ホテルの面接ではマイナスになる可能性が高いです。

     

    あらかじめ志望するホテルマンの装いをチェックしておき、自分なりに気をつけるポイントをまとめておくと良いですね。

    声の大きさ、トーン、言葉遣い

    お客様とコミュニケーションを取る機会の多い接客業では、声の大きさやトーン、言葉遣いも強く意識しなければなりません。

     

    例えば面接の開口一番、ぼそぼそと小さな声で自己紹介を始めたらどうでしょうか。面接官は、「これでお客様対応ができるのか?」と不安になってしまうかもしれませんね。

     

    もちろん、大声で話せば良いわけでもありません。聞き取りやすい適切なトーンで会話ができるのか、正しい敬語が使えるかなど、相手に違和感を抱かせないことが大切なのです。

     

    笑顔

    誰しも面接では緊張しています。自然な笑顔と言われても難しいかもしれません。

     

    ただ、ホテルでの接客時には笑顔は欠かせませんし、その笑顔が面接でまったく出ないというのはいささか問題でしょう。

     

    接客業では印象が非常に大切です。多少実績やスキルで劣っても、「笑顔が素敵」というだけで面接官の好感度はアップすることを忘れずに。

    ホテル業界の面接に受かるコツその3:具体例をまじえて自己アピール

    自己アピールする女性

    iStock/itakayuki

     

    面接で必ず聞かれるのが志望動機ですね。

     

    ここは自身をアピールするチャンスととらえ、「自分を採用することで得られるメリット」や「そのホテルで自分が働く明るい未来のイメージ」を面接官に感じてもらえるようにしましょう。

    • ・なぜホテル業を志望するのか
    • ・なぜこのホテルを志望するのか
    • ・自分のスキル・経験・性格が、このホテルに対してどう貢献できるのか

    面接官が知りたいのはこのあたりですから、その意図を汲み取り適切な返答をします。

    よりイメージがふくらむように具体的なエピソードを加えると、説得力が増すのでおすすめです。

     

    しかし、ダラダラと長く話すのはマイナスです。

     

    まず結論を言い、それを補うように具体例を続けましょう。わかりやすく簡潔に話すことで、より相手に伝わりやすくなります。

    面接はコミュニケーション

    ベテラン社員と笑顔で談笑

    iStock/stockstudioX

     

    誰しも、転職時の面接は緊張するものです。どんなに準備して臨んでも、面接官を前にした瞬間頭が真っ白になってしまうかもしれません。

     

    しかし面接とは、面接官とのコミュニケーションだということを忘れないでください。

     

    面接官はコミュニケーションを通して、あなたがどんな人物で自社にとってどんな人材となってくれるのかを知ろうとしているのです。実績やスキルより、人となりや熱意をより重視しているのです。ホテルで働きたいという気持ちを一生懸命伝えれば、きっとその気持ちは面接官に届くはずですよ。

     

    なお、ホテル業界への就職・転職を目指している方は、「おもてなしHR」をご活用ください。

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