入社してすぐ辞めることはできる?退職方法と転職する際のポイントをご紹介

希望して入職したのに、初日から違和感を覚えたことはありませんか?入社してすぐ辞めることを考えたけど、周囲の反応を気にして躊躇してしまうこともあるでしょう。勤務してすぐ退職する際の注意点を意識すれば、辞めることは可能です。当記事では、入社してすぐ辞める理由と転職を成功させるポイントなどをご紹介します。

目次

    入社してすぐ辞める際は伝え方が重要!

    悩んでいる女性

    iStock.com/metamorworks2

     

    入社して数週間たつと、冷静に職場環境をみることができます。
    一方で、入社初日に社内の雰囲気に違和感を持つ方もいるでしょう。
    そのときに、ふと「思っていた環境と違う」「やりたい仕事ではないかも」など、客観的に感じることもあるかもしれません。

     

    厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」の資料によると、高校卒業者の36.9%・大学卒業者の31.2%が3年以内に退職しています。
    上記で分かるのは、若年層は新しい環境に居心地の悪さを感じると離職する確率が高いということでしょう。

     

    入社してすぐ辞めるときに大切なのは、言葉を選びながら伝え方を工夫すること。
    もちろん、辞めたい理由を正直に話すことは重要ですが、会社を批判するだけの伝え方は退職時のやり取りに影響する可能性もあります。
    退職理由を伝えるときは、会社や上司などを尊重したうえでおこないましょう。

     

    ただ、多くの企業では入社した人材をサポートするために、入社後フォロー体制を完備しています。
    すぐに辞めることを考えずに、そういったサポート体制を受けてからでも決断は遅くないですよ。

     

    参考:厚生労働省/新規学卒就職者の離職状況を公表

     

    入社してすぐ辞めてしまう主な理由

    追い詰められている女性

    iStock.com/kazuma-seki1

     

    入社してすぐ辞める方向へ加速させる理由は、3つあります。
    入社してからどんなことを感じて離職してしまうのか、参考にしてくださいね。

     

    人間関係が上手くいかない

    退職を考えるうえで最も多い理由は、人間関係を上手く築けないことです。

     

    例えば、上司や先輩と性格が合わない、研修を受けるときに理不尽な扱いを受けたなど、理由はさまざま。
    特に、ホテル・旅館の仕事は、社内間で信頼関係を構築することが重要です。
    社内に相談できる方がいないと自分だけで悩みを抱えてしまい、心身ともに疲弊してしまう可能性も。

     

    「仕事をするうえでいい環境ではない」と感じることで、退職につながってしまうのでしょう。

     

    入社前とのギャップを感じた

    入社前に聞いていた仕事内容の相違など、ギャップを感じることも辞める原因になるようです。

     

    例えば、残業はほぼないと聞いていたのに毎日数時間必須と言われたり、希望していた事務職から営業職に変わったりなど。
    その結果、会社への積もり積もった不信感に耐え切れず、辞める方向に舵を切るようですね。

     

    特に、小規模のホテル・旅館の場合、フロント業務と売店業務を兼務することが多いため、事前に説明しておくことが重要。
    入社前の面接などでミスマッチを防げる機会があれば、入社前に気付ける場合もあるでしょう。

     

    社風に馴染めない

    自分が思い描いていた社風に合わずに退職するケースがあります。

    一例として、あいさつなどのコミュニケーションがなかったり、社内が暗かったりすると仕事を楽しめるはずがありませんね。

     

    明るい職場で楽しく働きたい方は、早期に退職して新たな職場でやり直したいと感じるのでしょう。

     

    入社してすぐ辞めるときの注意点

    退職する女性

    iStock.com/hxyume

     

    入社してすぐ退職するときの注意点は、3つあります。
    円滑な退職手続きをするために、漏れなくチェックしてくださいね。

     

    退職届・給与の確認

    まず、給与は短期間でも働いた事実があれば支給されます。
    これは、労働基準法で定められているため必ず受け取りましょう。

     

    ただ、無断欠勤などをおこない社内の罰則にかかると、給与から罰金を引かれることもあるので、注意してくださいね。

    退職届は、入社して間もなくても退職した事実を残すために必ず提出しましょう。
    提出方法は、直接もしくは郵送になるため、会社へ確認してくださいね。

     

    参考:厚生労働省/労働基準法第24条(賃金の支払いについて)

     

    保険関係の手続き

    退職する際は、保険関係の手続きもおこないましょう。

    社会保険料は、入社した月に退職したとしても1カ月分の保険料を控除されます。
    この仕組みが「同日得喪」です。

     

    ただ、入社して間もない場合給与も少ないため、保険料を引いても不足することも。
    そのときは、不足分を会社から請求されるので、給与明細によく目を通しておきましょう。
    もし、退職した月に転職をしたら、厚生年金保険料が還付されるので覚えておくと安心ですね。

     

    雇用保険は、給与額によって金額が変動し、入社して間もないなら日割計算することが多いですよ。

     

    備品の返却

    会社から貸与されていた備品をすべて返却しましょう。

     

    主に、社章やスマートフォン、パソコン、IDカードなどさまざま。
    多くの企業では、返却物をリスト化してくれることもありますよ。
    直接行く予定がない場合は、郵送で返却しても大丈夫か事前に確認しましょう。

     

    入社してすぐ辞めた後の転職を成功させるポイント

    前進する男性

    iStock.com/bee32

     

    今後の生活もあるため、退職したらすぐ転職活動を始めたいもの。
    しかし、入社してすぐ退職後の転職にはリスクがあります。

     

    入社してすぐ退職しても、履歴書の職歴に記入しなければなりません。
    そのため、入社・退職時期をみた応募先は「またすぐ辞めてしまうのでは?」と思いやすいでしょう。

     

    以下のポイントを抑えて、早期退職を繰り返さない強い意思をアピールしましょう。

    • ・社風などを自分なりに受け入れようと努力したことを伝える
    • ・入社前の確認を怠った自分にも非があったと反省の弁を述べる

    ここで大事なのは、前職の悪口や愚痴を述べないこと。
    相手にマイナスイメージを持たれ、次の選考に影響する可能性が高いですよ。

    また、できるだけ多くの企業に応募し、自ら視野を広げる努力をしましょう。

     

    以下の記事も併せてご参照ください。

    入社してすぐ辞めると決めたら最大限の配慮を!

    同僚とカメラを見ている女性

    iStock.com/Tomwang112

     

    入社してすぐ辞める理由は、人によってさまざまです。
    入社してみないと分からないこともあるので、まずは社内環境に溶け込めるよう努力することから始めてみましょう。

     

    退職時は、立つ鳥跡を濁さずというように、スムーズなやりとりを心がけるのも重要です。
    入社してすぐ辞めるときは、伝え方に配慮しつつ、相手を尊重する伝え方を意識してくださいね。

     

    ただ、退職後すぐに転職活動を始めたいけどどのように進めていいか悩みますよね。
    特に、次こそは失敗したくないという気持ちがかえってプレッシャーになることもあるでしょう。

    その際は、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

     

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