ホテル経営に必要な資格はある?許認可や手続きなど、開業までの流れも解説

都心部を中心にホテルの建設ラッシュが続くなか、「ホテルを建ててみようか」と考える経営者は少なくないようです。そこでいざ現実的に考えてみると、気になるのは「何か必要な資格があるのだろうか」「ホテル経営を始めるまでの手続きや許可はどうなっている?」ですよね。当記事では、ホテルを開業・経営するにあたって必要な資格の有無や、手続き関連についてまとめました。これからホテル経営を考えるなら、参考にしてみてください。

ホテルを開業・経営するのに必要な許可は?

書類を書く手

iStock/Cameravit

 

ホテルを開業しよう、経営しよう!と思ったら、まず必要なのは必要な許可を取ることです。どんな許可が必要なのかは、ホテルに置こうとする設備によって異なるため、いくつか例をあげて説明します。

 

旅館・ホテル営業の許可

ホテルを経営するなら、必ず取得しなければいけないのが旅館業による許認可です。ホテルに限らず、旅館や民宿、ゲストハウスなど、人を宿泊させるための施設を建てる際には必須となります。

 

旅館業法は、

 

  • ・旅館・ホテル営業 
  • ・簡易宿所営業
  • ・下宿営業

 

の3種類に分けられていて、それぞれ要件が異なります。一般的なホテルを開業・経営したい場合は、1番目の「旅館・ホテル営業」で許可を取る必要があります。

 

ホテル経営をスタートするまでの流れ

ホテルを新たに開業し、経営をスタートするまでの主な流れは以下の通りです。

  1.  各都道府県の旅館業法窓口に事前相談
  2.  営業許可申請書の提出
  3.  建物工事
  4.  保健所による施設調査
  5.  営業許可証の交付
  6.  営業開始

許可を得るための要件

許可申請の前に、自分が開業しようとしている設備が旅館業法の要件を満たしているかを確認しましょう。具体的には、

 

  • ・ロビーを設置する
  • ・寝台を設置する場合の1客室当たりの床面積は9平方メートル以上
  • ・玄関帳場及び受付台を設ける

 

などがあります。

 

また、ホテルの設置場所が学校や児童福祉施設などの周囲100メートルの区域内にある場合、場合によってはホテルの設置が認められないこともあります。

 

飲食店業許可

レストランや宴会場、ルームサービスなどで料理やお酒を提供する場合、そのホテルは飲食店業許可を取得しなければなりません。管轄は保健所です。

 

審査期間は約2週間ですので、ホテルがオープンする1ヶ月ほど前に申請するのが一般的です。

 

公衆浴場営業許可

大浴場やサウナなどを宿泊者以外の人に利用させる場合は、公衆浴場営業許可が必要になります。管轄は保健所です。公衆浴場を営業する場合、施設の平面図などを持参のうえ保健所に事前相談に行きましょう。

 

審査期間は1月半ほどかかるため、申請時期はホテルオープンの2ヶ月ほど前になります。

 

ホテルを経営するのに必要な資格は?

電話をする料理長

iStock/tdub303

 

次に気になるのが、ホテル経営に必須な資格はあるのか?という点ですよね。結論からいうと、ホテルを開業するための直接的な資格はありません。

 

しかしホテル経営をするうえで欠かせない資格やあった方が有利になる資格はあります。これらの資格をすべて経営者が持っている必要はありませんが、知識として知っておくことは重要です。

 

危険物取扱者、消防設備士

ホテルや旅館などの宿泊施設では、ボイラーの燃料として重油などを大量に保管している場合があります。そうした場合、危険物取扱者の有資格者を必ず配置するよう法律で定められています。

 

また、大きな施設には欠かせない消火器や火災警報器、避難はしごなどの設備については、消防設備士の有資格者のみが取り扱えるものとなっています。

 

こうした施設管理に関する資格は、ホテル経営のうえで欠かせないものだと言えるでしょう。

 

参考記事:ホテルや旅館の施設管理で実用的な「危険物取扱者」の資格。試験内容や取得方法

参考記事:ホテルや旅館などの施設を守る「消防設備士」とは?資格内容や活かせる職種

 

食品衛生責任者

食品の衛生管理が必要な事業を行う場合、食品衛生責任者を配置しなければなりません。ホテルならレストランがあったり、ルームサービスの提供があったりしますから、食品衛生に関わる有資格者も欠かせないでしょう。

 

語学系

ホテルにはさまざまな国の人が訪れます。英語はもちろん、中国語や韓国語などさまざまな言語でお客様とコミュニケーションを取る必要があります。TOEICや中国語検定試験など、経営者に限らずホテルマンなら持っておきたい資格です。

 

参考記事:宿泊業の転職に有利なTOEICの取得。テストの内容やスコア取得について

参考記事:中国人観光客のおもてなしに活かせる中国語検定試験。資格内容や活かせる職種など

 

サービス・マナー系

ホテルマンは接客業のプロフェッショナル。当然、マナーやサービスに関わる深い知識を持っていなければなりません。そうしたスキルアップをサポートしてくれるのが、サービスやマナーに関する資格です。

 

サービス業全般に関する知識を深められる資格から、よりグローバルな視点に立った接客を学べる資格などがあり、複数取得しておくことでさらに幅広い知識を得られるでしょう。

 

参考記事:宿泊業に活かせるサービス接遇検定。テスト内容や資格取得方法について

参考記事:おもてなしの視野を広げるユニバーサルマナー検定。内容や資格取得方法

 

ホテルを開業・経営するのに必要な資金はどれくらい?

札束を広げる男性

iStock/Kritchanut

 

経営者となれば、避けては通れないのがお金の話。ホテルを開業し、とりあえず経営をスタートするまでにどのくらいの資金が必要になるでしょうか。

 

当然ケースバイケースで、“ピンキリ”ではありますが、目安として土地を含む物件の取得、設備を揃える、広告宣伝費などをあわせると、最低でも1,500万円は必要でしょう。さらに「内装にこだわりたい」「変わったコンセプトがある」などの希望があれば、そこからさらに加算されていくと考えます。

 

資金調達については、「投資を受ける」か「銀行から融資を受ける」かの大きく2パターンとなるでしょう。

 

ホテル経営者に求められるのは総合力

頼りになりそうな年配男性ビジネスマンは笑顔です

iStock/stockstudioX

 

ホテルを開業・経営しようと考えたとき、何か特別な資格が必要なのでは?と疑問を感じるかもしれません。しかし「ホテル経営者自身が有資格者でなければならない」資格と考えると、必須といえるものはとくにないのです。

 

とはいえ、経営をスタートするまでにクリアしなければならない課題は多く、資格が必要ないからといって簡単にホテル経営ができるわけでもありません。適切に許認可を受け、必要な人員を配置し、資金を調達すること。ホテル経営者には、こうした総合力が求められます。

 

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