ホテルの宿泊料金が安くなる時期はいつ?さらに安く泊まるためのポイントも解説

ホテルの宿泊料金は、時期や曜日、近隣でのイベント開催などによって変動します。ホテル業界への就職・転職を目指すのであれば、ぜひ宿泊して業界への理解を深めたいところ。低価格で宿泊できるのはどのような時期なのでしょうか。さらに安く宿泊するためのテクニックと併せて見ていきましょう。

目次

    お得に泊まれる!ホテルが安くなる時期はいつ?

    倹約

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    ホテルへの就職・転職を考える際にはさまざまなホテルに足を運び、サービスを肌で感じることが重要です。それによって自分に合ったホテルのタイプが分かってくるのではないでしょうか。

     

    しかし、ホテルに泊まるためには当然ながらお金がかかります。ホテルの宿泊費は時期によって変動するため、なるべく安いタイミングを狙いたいもの。ホテルが安くなる時期を把握して、賢く業界研究を進めてくださいね!

    ホテルの宿泊料金が時期によって変動するのはなぜ?

    まずはホテルの宿泊料金が時期によって変動する理由を見ていきましょう。ホテルの客室のように、繰り越しができない在庫は需要と供給のバランスで価格が決まります。

     

    夏休みや連休中といった、多くの人が旅行に出かける時期は多少値段を上げても客室が埋まりやすくなります。反対に平日や閑散期は高い値段で客室を売ろうとしても、そもそも来訪者の数が限られるため、売れないことが多いでしょう。

     

    時期によってばらつきのある在庫で最大限の利益を得るためには、需要が高まる時期に価格を上げ、需要が低い時期には価格を下げて、少しでも空室を埋める必要があるのですね。

     

    このような販売手法を「レベニューマネジメント」と言います。レベニューマネジメントについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    ホテルの宿泊料金が安くなる時期を見てみよう

    ホテルの需要が低く、価格が安くなる時期はいつなのでしょうか。3カ月ごとに区切って解説します。

     

    基本的に週末や連休中の前、連休中は高くなり、平日や日曜日のチェックインは安くなる点も覚えておいてくださいね。また、ホテル周辺の観光資源によっても高い時期・安い時期は変動し、閑散期のように思えてもコンサートやイベントの開催などで高騰する場合もあります。

     

    宿泊予約サイトの客室カレンダーを見ると、宿泊料金の変動がよく分かるので、確認してみてくださいね。

    1月・2月・3月

    1月は元日から3日まではお正月旅行で高騰しますが、それ以降は寒さで旅行者が少ない時期のため、安くなる傾向にあります。ただし10日前後までは冬休み中なので、本格的に価格が下がるのは冬休みが明けてからでしょう。目安としては成人の日が過ぎたころが狙い目です。

     

    2月は祝日が2回あります。週末と合わせて連休になったりする期間は高騰しますが、そこを避ければ安く宿泊できる可能性は高いでしょう。

     

    ただし、1月・2月は大学入試があります。受験生が多く訪れる地域では需要が高まり、宿泊料金が高騰することもあるので注意してください。

     

    また、一般的には旅行者が少ない時期ですがスキーリゾートは1月・2月が書き入れ時。スキー場付近の宿泊施設は軒並み宿泊料金が高くなります。

     

    そして3月は寒さが和らぎ、旅行好きの人々が活性化し始める季節です。安く宿泊するには春休みに入る半ばごろまでが勝負でしょう。

    4月・5月・6月

    4月は春休みの終了とともに宿泊料金が安くなる傾向にあります。ゴールデンウィークが始まる月末ごろまでは比較的お得に宿泊できるでしょう。ただし、花見客が増える時期なので桜の名所に近いホテルなどでは価格が上がることもあります。

     

    5月はゴールデンウィーク中は宿泊料金が高い上に旅行客が集中し、予約が取りにくい状態になりがちです。しかし、ゴールデンウィークが終われば安くなり、客足も減ってじっくりとホテルを観察できるので業界研究に適した時期と言えるでしょう。ゴールデンウィークの翌週などが狙い目です。

     

    6月は雨が多く観光に適さない上に、祝日がないため、安く宿泊できる可能性が高い月です。ホテル内を見て回ったり、ホテルのレストランで食事をしたりといった目的での滞在には適しているのではないでしょうか。

    7月・8月・9月

    夏休みやお盆休みに突入する7月・8月は、1年でもっとも旅行者が増える時期と言われています。ホテルの需要が高まるため、宿泊料金は高くなるでしょう。海水浴を楽しめる地域では特に高騰が見られます。

     

    また、スキー場周辺は安くなると思いきや、青々とした山を楽しみに来る観光客でにぎわって、あまり安くなりません。

     

    7月・8月は全体的に宿泊料金が高い時期なのですね。少しでも安く宿泊したいなら、平日や日曜日のチェックインを狙いましょう。

     

    9月はシルバーウィークがありますが、そこを外せば安くなります。ゴールデンウィークと同様に、前後の週が狙い目です。

    10月・11月・12月

    10月、11月は紅葉狩りや登山といった、秋の行楽に出かける人が増える時期。ほどほどに祝日もあるので宿泊業界はオンシーズンと言えるでしょう。この時期に安く宿泊するにはやはり、平日や日曜日のチェックインがおすすめです。

     

    また、海水浴シーズンは終わっているので、マリンリゾートなどでは客室料金を下げる傾向にあります。

     

    12月はスキー場のオープンやクリスマス、年末といったイベントがあります。また、冬休みに入ると家族旅行も増えるため、安く宿泊できるのは半ばごろまでではないでしょうか。

    さらに安くホテルに泊まるコツ!

    大型船とタグボート

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    安い時期を狙うほかにもホテルに安く泊まる方法はあります。もともと安い時期にこれらの方法を駆使すれば、さらに安く宿泊できるかもしれません。さっそく見ていきましょう。

    早期割引やウェブ予約割引を活用する

    早い段階から客室を埋めたり、予約対応にかかる人件費を削減したりといった目的で早期割引やウェブ予約割引の制度を設けている宿泊施設があります。こうした制度を活用すると、宿泊費が1割から2割ほど安くなることが多い模様。

     

    ただし、その代わりにキャンセル料金が発生するタイミングが早くなる、クレジットカードでの事前決済が必須といった条件を設けている場合もあります。

     

    利用条件に注意して活用しましょう!

    直前予約を試みる

    売れ残っている客室は1円の利益も生み出さないため、ホテルや旅館は宿泊料金を大幅に下げてでも空室を埋めたいと考えます。当日に売れ残っている客室を安く提供するホテル・旅館もあるため、チェックイン直前に予約したり、予約なしで直接訪れたりすることで、お得に宿泊できる可能性があります。

     

    場合によっては早期割引よりも安くなるかもしれません。ただし、この技が使えるのは良いタイミングで空室がある場合のみ。泊まりたい日に泊まれるとは限らない、リスキーな方法です。

    宿泊予約サイトと公式サイトの両方をチェック

    ホテル・旅館の宿泊料金は、予約のルートによって異なる場合があります。特に注意したいのは、宿泊予約サイトからの予約と施設に直接予約する場合の差額。

     

    宿泊予約サイトはさまざまな宿を一括で閲覧し、比較検討できるメリットがある一方で、総客手数料が掛かる分、宿泊料金が高く設定されていることが考えられます。そのため、総客手数料が掛からない直接予約の方が、安い価格で宿泊できる場合があるのです。

     

    反対にセールやクーポン券、ポイント制度などのサービスで、宿泊予約サイトからの予約の方がお得になることも。

     

    宿泊するホテル・旅館が決まったからといってすぐに予約を押さえるのではなく、各種予約サイトと公式サイトの両方で、料金を確認してくださいね。

    交通機関とのセット割引やパッケージツアーを活用

    遠方の宿泊施設に泊まる際には、交通機関とのセット割引でお得になる場合があります。宿泊施設や交通機関の公式情報のほか、旅行会社でお得なパッケージツアーが販売されていることも。

     

    新幹線や高速バス、フェリーなどで移動する場合は、割引制度の有無をしっかり確認しましょう。島しょ地域など、アクセス方法が限られている観光地では特に割引率が高い傾向があるので、見逃さないようにしてくださいね。

    お得な時期を狙ってホテルに宿泊しよう!

    宿泊料金が安い時期は、ホテルが空いていることが多いため設備やサービスをしっかりと確かめられます。ホテル業界をよく知るチャンスなので、タイミングを見計らって宿泊しましょう!

     

    また、宿泊施設への就職・転職を考える際には「おもてなしHR」をご活用ください。

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