ホテルの料飲部門がきついと言われるのはなぜ?仕事内容や資格についても紹介!

ホテルの料飲部門の仕事は、お客様に料理やドリンクを提供すること。ホテルの規模や客数にもよりますが、仕事が忙しくきついと感じる人も多い部門だと言えます。どのような点において料飲部門の仕事がきついと感じるのか、詳しくご紹介していきましょう。

目次

    ホテルの料飲部門の仕事内容

     

    ホテルの料飲部門では、お客様に料理やドリンクを提供しています。

     

    お客様の思い出に大きな影響を及ぼす「食事」に関わる仕事なので、強い責任感を持って業務にあたらなければなりません。

     

    ホテルの料飲部門の役割は、主に「レシェプショニスト」「ウェイター」「ルームサービス」「バーテンダー」の4つに分かれます。それぞれの仕事内容について、下表にまとめました。

     

    役割 仕事内容
    レシェプショニスト レストランの入り口で、受付・会計・お客様への案内などを行います。受け入れ状況を把握しつつ座席をコントロールし、店内の客数を適切に保たなければならないため、広い視野を持ち臨機応変に立ち回る能力が求められます。
    ウェイター お客様からの注文を受け、料理やドリンクを提供するなど、お客様の食事全般をサポートします。お客様から料理の素材や味付けについての質問を受けることもあるので、メニューに関する造詣を深めることも必要です。
    ルームサービス 宿泊客の客室まで料理やドリンクを運び、食事が終了したら食器などを片付けます。客室という閉じた空間で接客を行うため、ゲストの邪魔にならないよう、スマートな立ち居振る舞いが求められますよ。
    バーテンダー バーが設置されているホテルではバーテンダーが働いており、お酒を作ってお客様にお出しします。会話のテクニックやお酒に関する豊富な知識や、お客様の要望に合致するようなお酒を即座に作る対応力を駆使し、お客様に特別な時間を提供する仕事です。

     

    どの役割もお客様に近い距離で接客を行うことになるため、気の抜けない仕事であるものの、だからこそやりがいも大きいと言えるのではないでしょうか。

     

    なお、以下の記事ではホテルなどで食器の洗浄・管理を担当するスチュワードの仕事について解説しています。併せてご参照ください。

    ホテルの料飲部門のここがきつい!

    ホテルのレストラン

    loki_ast-stock.adobe.com

     

    ホテルの料飲部門はきつい」という意見を耳にすることがありますが、具体的にどのような点がきついと言われているのでしょうか。よくある例をご紹介していきます。

     

    仕事が忙しい

     

    料飲部門は仕事が忙しいケースが多く、時には休憩時間の確保が難しいことすらあるようです。

     

    目まぐるしい環境で働かなければならないため、少しのミスが重大な時間ロスに繋がってしまうこともしばしば。

     

    瞬時に的確な対応ができずに仕事が滞ってしまい、叱責を受けることも珍しくないようです。自分のペースで慌てず働きたいという方には、少々ハードルの高い職場かもしれません。

     

    労働時間が長い

     

    ホテルの料飲部門は労働時間が長い傾向があります。そのため、十分に休息をとることができず、疲れをひきずったまま日々の業務をこなしているという人も。

     

    特に、学校などに通いながら料飲部門で働くような場合は、自分の時間がうまく確保できないかもしれません。

     

    やがて仕事漬けの毎日を送ることになってしまえば、料飲部門がきついと感じてしまうのも無理はないでしょう。

     

    肉体労働が多い

     

    料飲部門がきついとされる理由として大きな部分を占めるのが、肉体労働が多いという点。

     

    料理やドリンクの重量はなかなかのもので、それを運びながら慌ただしく立ち回るとなれば、当然体力が削れていくことでしょう。

     

    バーテンダーなどは比較的仕事中の運動量は少ないかもしれませんが、立ちっぱなしで働くことになるため、こちらも肉体的負担は大きいと言えます。

     

    体力に極端に自信がない人にとって、料飲部門の仕事はあまり向いていないかもしれません。

     

    休みが少ない

     

    料飲部門に限らず、ホテル業界は全体的に休みが少ない傾向があります。

     

    働く上で休日日数を大事にしたいとお考えの方は、より一層料飲部門がきついと感じてしまうのではないでしょうか。

     

    給料が低い

     

    料飲部門の仕事はハードなことが多いです。しかしながら、その業務量に見合った給料が出るとは限りません。

     

    身を粉にして働いたにも関わらず給料は雀の涙、という状況になってしまっては、きついと思うのはむしろ当然ではないでしょうか。

     

    ホテルによって給料は大きく変わることがあるので、就職活動の段階で入念にチェックしておく必要がありますよ。

     

    なお、以下の関連記事ではホテル業界における労働基準法のあり方について詳しく解説しています。あわせてお読みください。

    ホテルの調理師の仕事内容などについてはこちらの記事で解説しています。

    ホテルの料飲部門で働くために必要な資格は?

     

    ホテルの料飲部門で働くために、特別な資格は大抵の場合必要ありません。しかし、持っていると役立つ資格はあるので、いくつかご紹介していきます。

     

    レストランサービス技能士

     

    レストランサービス技能士とは、食事や飲み物に関するサービスに関して、一定の技術や知識が身に付いていることを証明する国家資格です。

     

    料理や飲み物を提供するサービスに関する唯一の国家資格ですので、ウエイターとして働きたい場合は、この資格の取得をおすすめします。

     

    ホテルやレストランだけでなく、病院や給食施設など料理に関するさまざまな分野でいかすことができますよ。

     

    以下の記事では、レストランサービス技能士について詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    ソムリエ

     

    ソムリエの資格は、ワインを含めた酒類や飲料、食全般の専門的知識とテイスティング能力を持つプロフェッショナルと認められた人物に与えられます。

     

    日本で「ワインソムリエ」と呼ばれるためには、日本ソムリエ協会が実施する「ソムリエ呼称認定試験」を受け、認定されなければなりません。

     

    ワインを提供するホテルは多く、お客様から質問を受けることも珍しくありません。業務に役立つことが期待できるため、料飲部門で働くなら取得を目指してみてはいかがでしょうか。

     

    以下の記事ではソムリエの資格について詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    サービス接遇検定

     

    サービス接遇検定は、以下の点において審査が行われます。

    • ・サービス業務に対する心構え
    • ・対人心理の理解
    • ・応対の技術
    • ・言葉遣い/立ち居振る舞い

    文部科学省が後援している資格で、企業や専門学校での受験者も増加しており、転職の際にもアピールポイントになります。料飲部門の仕事に広く活用できる資格と言えるでしょう。

     

    以下の記事では、サービス接遇検定について詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    料飲部門の仕事探しは「おもてなしHR」にご相談ください!

    バーテンダー

    Day-Of-Victory-Stu.-stock.adobe.com

     

    きついと言われることも多い料飲部門ですが、お客様が喜ぶ様子に近い距離で立ち会えるという、やりがいのある仕事でもあります。

     

    料飲部門の仕事に興味のある方は、ぜひ当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。

     

    おもてなしHRは、宿泊業界に特化した転職支援サービスです。専任のアドバイザーが、希望条件に合ったお仕事をご紹介いたします。

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