求人票には嘘の情報が混ざっている?求人票にありがちな嘘と嘘を見抜くポイントを把握しよう!

就職・転職での仕事探しは、求人票の閲覧が基本ですよね。求人票には業務内容や雇用条件などさまざまな情報が記載されていますが、書かれていることが本当とは限りません。求人票に書かれることの多い嘘のタイプや、嘘を見抜くポイントを把握して就職・転職を成功させましょう。

目次

    求人票の嘘情報に要注意!

    注意

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    仕事探しの第一歩は求人票の閲覧ですが、嘘の内容に引っかからないように注意が必要です。求人情報に嘘を載せるなんてあり得ない!と思うかもしれませんが、実は決して珍しいことでは無いのです。

     

    企業は以下のような理由があって、求人情報に嘘を掲載することがあります。

     

    • ・本当のことを書くと人が集まらない
    • ・残業時間を正直に書くと行政指導が入る
    • ・条件が他社の求人に見劣りする
    • ・求人広告料を払う以上は成果を出したい

     

    やっかいなことに、求人票に虚偽の掲載をしても労働基準法の違反にはなりません。労働基準法第15条には「労働条件の明示」が定められているものの、これはひとりひとりの労働者に対して書面で明示する労働条件のことです。

     

    ハローワークや求人サイトなどに掲載される求人票は不特定多数の人に向けた広告であるため、違反では無いとうことですね。

     

    また、職業安定法第65条では虚偽の「広告・虚偽の条件で人材を募集した場合は懲役6カ月以下か30万円以下の罰金に処す」となっています。しかし「虚偽性」の証明が難しく、抑制力にはなっていません。

     

    嘘を書いたとしても処罰を受けるリスクは極めて低いため、自社に都合の良いように求人票を作成する企業が後を絶たないのです。

     

    となれば、求職者は嘘を見分ける力をつけて自分の身を守る他ありません。求人票に書かれることが多い嘘や、嘘に引っかかって入社しないための注意点を解説します。

     

    参照:労働基準法について/厚生労働省

    その求人票にはこんな嘘が隠れているかもしれない

    求人票に書かれる嘘で多いのは、以下のような内容です。求人票に書かれている内容が魅力的であっても、本当のことかどうかはわかりません。

     

    真っ赤な嘘ではないものの、本当とも言い難い表現を使っている可能性もあります。良い!と感じてもすぐに飛びかないように注意しましょう。

    収入額の嘘

    収入額は、入社後の生活を左右する重大事項です。ここに関する嘘に引っかかって入社してしまうのは、かなり危険なことでしょう。求人票では高く見える年収が実は、特別に成績が良い営業マンの例であったり、残業代が含まれた金額だということが考えられます。

     

    また、賞与に関する嘘も多いと言われています。賞与3カ月分と記載されてたのに、実際には2カ月分しか出ない。景気が良かったころの金額を記載しており現状とは乖離がある。そもそも賞与が出ないのに出ると書いているなどの事例が、インターネット上では多数見受けられました。

     

    他にも、年に一度は必ず昇給すると書いてあったのに全く昇給しない、交通費全額支給と書いてあったのに一部しか支給されないといった報告もあります。

    労働環境

    過酷な労働環境の企業に応募したいと考える人はそうそう居ませんよね。

     

    応募者を集めるために、実際よりも平均残業時間を短く書いている、有給休暇を全て取得した日数で休日日数を記載しているということが考えられます。

     

    また、ノー残業デーや特別休暇の制度を設けているものの、実際には機能していないということもあるでしょう。

    雇用形態

    仕事を選ぶ際、雇用形態は重要なポイントですよね。しかし、その重要なポイントでも嘘を書く企業があります。

     

    正社員の募集と書いてあったにも関わらず、実際には契約社員としての入社であり「頑張れば正社員になれる可能性があるよ」などとお茶を濁されるのですね。

     

    また「試用期間中だけは契約社員です」ということにしていつまでたっても試用期間が終わらない…というケースも存在します。

    求人票の嘘はこう見抜け!

    見抜く

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    求人票に書かれている内容が嘘か本当かは、企業の実態を知らない立場にある求職者には分かりませんよね。しかし、以下のことに注意すればある程度、信じてよいかどうかを判断することができるはずです。

     

    求人票の嘘を見抜くポイントを解説します。

    常に求人を出している企業ではないか

    求人票に書いてある良いことが本当ならば、人材が定着するはずですよね。それなのに常に求人を出している企業は怪しいと言えるでしょう。

     

    とにかく人数を確保すれば、使い捨てにしても良いという考えがあるのかもしれません。過去に掲載された求人情報を閲覧できる求人サイトもあるので、これまでにどのくらいの頻度で求人を出していたのか調べてみましょう。

     

    また、企業情報を掲載した書籍などで離職率を確認することもおすすめです。

    ハローワークの求人票には特に注意

    ハローワークに掲載の求人票には、嘘の情報が多いと言われています。ハローワークは求人票の掲載を無料で行える上に審査もないことがその理由です。

     

    ハローワークに掲載されている求人票からの応募を考えるなら、疑ってかかった方が良いかもしれません。職員さんに「この企業の求人はいつも出ているのですか?」「悪い評判は聞いていないですか?」といった質問をしてみましょう。

     

    また、転職サイトの口コミやSNSなどを調べ、企業の関係者と思われる人の意見を参考にしてください。

    社屋の近くまで行って観察する

    企業の実態を少しで把握するには、自分の目で見ることがいちばんです。応募先候補の社屋付近まで足を運び、外から様子を観察しましょう。

     

    終業時間を過ぎたら人が出てくるか・出入りする人の顔色が土気色ではないか・暗い表情ではないかといった部分をチェックしてください。

     

    また、可能であれば夜遅い時間帯の様子も見ておきたいところです。終業時間をとうにすぎても社屋に灯りがついていれば、長時間の残業があるということが推測できますよね。

     

    就職・転職で焦っていると、求職者側も自分にとって都合の良い情報を信じたくなるものです。しかし、入社してから「これではとても続けていけない…」となっては、一生懸命仕事を探した意味が無くなってしまいます。

     

    怪しい雰囲気を感じたら、現場を見に行くことをおすすめします。

    雇用契約書の内容をしっかり読む

    内定後に受け取る雇用契約書は、求人票と違って本当のことを書かなければなりません。

     

    「求人票の嘘情報に要注意!」の項目で解説したとおり、雇用契約書は「労働条件の明示」に該当します。雇用契約書に嘘を書いた場合は、労働基準法違反となり罰則を受けることになるためです。

     

    雇用契約書を受け取ったら、署名・捺印をして提出する前に内容を良く読んで求人票の内容と相違が無いかをしっかりと確かめましょう。

     

    もし、その時点で嘘が見つかったら入社すべきかどうかを今一度よく考えてください。些細なことのように思える嘘であっても「嘘を書かなければ人が集まらない企業」である証拠なのです。

     

    採用担当者に問い合わせ、納得できない場合は考え直した方が良いかもしれません。

    就職・転職エージェントを利用して嘘の求人から身を守ろう!

    安全

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    嘘の求人に騙されて入社すると、すぐに退社して職を転々とする羽目になりかねません。応募の前にできるだけ情報を集めることが失敗しないコツですが、それには就職・転職エージェントの活用が有効です。

     

    就職・転職エージェントは、多くの企業と求職者を結び付けてきた就職・転職のプロであり、企業のさまざまな面を知っています。また、就職・転職エージェントに掲載される求人情報はきちんと審査されていることがほとんどなのので、嘘の求人情報にひっかかるリスクが少ないのです。

     

    宿泊業界への就職・転職なら、おもてなしHRがおすすめです。ホテルや旅館は夜勤を含む変則的なシフトがあったり、セクションによって給与が異なるなど、求人票の内容からは読み取れない部分が多いものです。

     

    おもてなしHRでは専任のアドバイザーが疑問にしっかりお答えし、応募から入社まで全力でサポートいたします。完全無料のサービスなので、ぜひご活用くださいね。

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